2012 MotoGPレポート 第18戦 バレンシア
ロッシとヘイデンは、ともに良好なウェットセットアップを見つけていた。しかし、スタート時点で雨は止み、ウェットからダンプコンディション(うっすらと湿っている状態)に変化していた。
ロッシとヘイデンは、ともに良好なウェットセットアップを見つけていた。しかし、スタート時点で雨は止み、ウェットからダンプコンディション(うっすらと湿っている状態)に変化していた。
ロッシ、ヘイデンともに週末を通じてセットアップを煮詰め、フリー走行や予選ではライバルと互角に戦えるタイムを記録していたものの、レース中はそのペースを維持することができなかった。
激しい雨に見舞われた決勝レースは、ミスを犯さずに走行したヘイデンが4位でフィニッシュ。4列目から素晴らしいスタートを決めたロッシは、激しい3位争いを展開しながらも……。
ロッシは安定したペースで周回を重ねたが、トップとの差を縮めることができなかった。骨折が完治していないヘイデンも、満足のゆくセットアップを探し出すことができず苦労した。
ヘイデンはレース中盤でクラッシュしてタイヤバリアーに激突リタイア。一方のロッシはオープニングラップの混戦の中でコースアウト。レースに復帰したものの、最後尾まで順位を落とした。
晴天に恵まれた暖かいコンディションの中、ロッシは優勝したホルヘ・ロレンツォに匹敵するペースを維持し、ステファン・ブラドルやアルバロ・バウティスタの猛追を退け、2位でチェッカーを受けた。
ケガのためヘイデンが欠場し、1台での参戦となったロッシ。好調を維持していたものの、決勝ではオイル漏れの影響でステップが滑り、またタイヤも苦しく、7位でフィニッシュした。
ドゥカティ・モトGPチームにとっては厳しい週末となった第11戦インディアナポリス。なかなか調子が上がらないロッシはしぶとく走り切って7位に食い込んだ。ヘイデンは予選アタック中に転倒し……。
ニッキー・ヘイデンにとっては母国GPとなる第10戦、序盤に他ライダーと接触し順位を落とすものの、その後一気に追い上げ6位に食い込む健闘を見せた。一方のロッシは残り2周というところで…。
ドゥカティ・モト GP チームにとってホームグランプリとなるイタリア GP。スタートこそ良くなかったロッシだが、ドライコンディションの中で展開されたこのレースにおいて、今季最高位と言える結果を出した。
ロッシとヘイデンともにグリッド3列目からスタートした第8戦ザクセンリンク。好調を維持するロッシは好位置につけて上位進出を狙うも、不運なフラッグに見舞われて思うように食い込めず……。
移り気な天候に見舞われた本戦では、ヘイデン、ロッシともに素晴らしいスタートを切ったものの、コースアウトや不可解なタイヤトラブルなどに見舞われ、それぞれリカバーを試みながら走り……。
ドライコンディションの中スタートしたイギリス GPでは、ロッシ、ヘイデンともに苦戦を強いられる展開となった。特に3列目からスタートしたヘイデンは3位争いを演じる好走を見せるが……。
ドライコンディションの中スタートを切ったドゥカティ・モト GP チーム。ロッシは安定した走りを見せながら上位陣に喰らい付き7位でフィニッシュ。一方のヘイデンは右手に違和感を覚えたまま走り続け……。
ウェットコンディションの中でスタートした本戦で、グリッド3列目からスタートしたロッシはスリリングなバトルの主役に踊り出、今季初表彰台となる2位でチェッカーを受け、ヘイデンも見事6位に食い込んだ。
前回のスペインGPから GP12 のセットアップ熟成に務めたドゥカティチーム。ロッシは上昇の兆しを見せる7位でフィニッシュ、しかしながら電気系トラブルと不運に見舞われたヘイデンは思うように攻められず……。
直前の雨が降ったものの、コンディション回復の早さからドライレースで開幕した第2戦。スリックダイヤで挑んだドゥカティチームのヘイデンとロッシは攻めのレースを展開、先頭集団に迫る勢いを見せ……。
2012年の幕開けとなった第1戦カタールGP、新型マシン デスモセディチGP12 を駆るドゥカティ・モトGP チームのロッシとヘイデンは予選から好調をキープ。ナイトレースとなった本線で6位、10位と好スタートを切った。