クラッチまわりのカスタマイズ
- 掲載日/2011年05月20日【DUCATIカスタムポイント】
- 取材協力/モトコルセ
まずはクラッチレリーズピストンを交換
ルックスにこだわるならカバーもチェック
ドレスアップだけでなく、実際の効用も兼ね備えるパーツとして注目したいのが、クラッチ関連パーツ。特にクラッチレリーズピストンはノーマルが分解不可能ということもあり、メンテナンスを兼ねて交換されることが多い部分です。アルマイトが施された美しい外観によるドレスアップ効果だけでなく、クラッチの重さを軽減することができるため、新車購入時から交換する場合もあるようです。取扱いメーカーも多く、海外ではSTMやNCR、国内ではAELLA、DE’LIGHTなどの製品が人気となっており、純正パーツに比べるとおおよそ1万円ほど価格が上がりますが、クラッチの軽量化とルックスの向上を考えると費用対効果は高いはず。ドゥカティカスタムの基本パーツとして、チェックしておきたい一品です。
また、クラッチ周辺のカスタムパーツとして注目しておきたいのはカバー類でしょう。モンスター696をはじめとする湿式クラッチの場合は必ずしも当てはまりませんが、乾式クラッチを採用するモデルの場合手軽にドレスアップできる部分となります。少し前まではカーボン製が人気でしたが、ここ最近は金属の輝きが美しいビレットカバーが主流。形状はすべてを覆うフルタイプではなく、クラッチを半分だけ覆うハーフタイプを選ぶオーナーが多い傾向です。カバー交換はルックスの美しさだけでなく、クラッチの冷却効率のアップにも繋がるのも魅力。取扱いメーカーも多く、モトコルセやAELLA、ライディングハウス、DE’LIGHT、ラベレッツァなど国内だけでも豊富な選択肢が用意されています。素材や形状など、それぞれのメーカーならではのこだわりが反映されているので、「選ぶ」という楽しみも味わえるパーツと言えます。
ノーマルクラッチを軽く、そしてカッコ良くしたいときはレリーズピストンを交換しよう
カスタムポイントの詳細写真
レリーズは車体のアクセント
小さいながらも意外と目立つクラッチレリーズピストンは、クラッチの軽量化に効果的なパーツ。さらに操作感を変更する場合は、マスターシリンダー側の交換が必要。
人気はビレット&ハーフ
最近人気の高いクラッチカバーはハーフ形状のビレットタイプ。写真のSTMのカバーは開口部にスピード感のあるデザインが施されている。価格も14,700円と比較的安価だ。
こだわりのNCRスタイル
ドゥカティ市川のポールスマートカスタムでは、NCRのクラッチカバーをセレクト。ドゥカティのレーシングヒストリーと深く関わるメーカーを選ぶのも面白い選択と言える。
ドレスアップに効果的
アメリカのSPEEDY MOTOのクラッチカバーを装着したのは、ドゥカティ埼玉南がメイクしたハイパーモタード。アグレッシブなスタイルにあわせた個性的な形状が魅力的。
過激なカバー?もアリ
クラッチを半分どころか全部見せてしまっているSTMのチタニウムクラッチカバー。内部にスリッパークラッチなど“見せたい”パーツを組んだなら見せつけてしまおう。
サーキットなら耐久性も重視
シリアスに走り込むドゥカティスティなら、従来形状のカバーで軽量化されたものがおすすめ。ドゥカティ東名横浜が作るもて耐レーサーはテキサリウム製を採用していた。
CUSTOM CHECK POINT
- ● カスタム予算/15,000円~30,000円
- ● カスタム難易度/レリーズ、カバーとも基本の整備知識は必要。
- 特にレリーズ交換はエア抜き作業が発生するので要注意。
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