VIRGIN DUCATI | スポーツクラシック スポーツ1000Sのユーザーインプレ・評価 ユーザーインプレ

スタイル、雰囲気、佇まい。空冷エンジンの親しみやすいフィーリングと気持ち良い吹け上がり。サイレンサーを交換したときのまさにドゥカティというサウンド。

当然と言えば当然ですが、乗車姿勢は罰ゲーム並みの厳しさ。こんなライディングポジションで運転なんてできるわけがないと思いましたが、慣れたらそれなりに運転できました。でもロングツーリングは無理。

完全に格好優先で、ネイキッドやモタードが主流の現代のバイク乗りには、ありえないライディングポジション。美しいモノに乗るにはそれなりの修業をしろ、とまるでドゥカティが言っているようです。格好良いバイクを作ってやったぞ、乗れるモンなら乗ってみろと。車高を落としたりハンドルを上げたりして、このまま頑張ります。操縦性はいたって真っ当で、ハンドルをこじらなければ良く曲がるし、乗りやすいかも？ この乗車姿勢に負けない身体を作るところからですかね？

なんと言ってもルックス。苦しいながらもタンデムが可能なこと。意外に燃費も悪くない。エンジンの振動も心地良い。極めつけは、まず他で見かけない。私は一度も見たことがありません（黒）。

とにかくライディングポジションがひどい。足つきも悪く（身長169cm）前傾もすごい。慣らし終了前にローダウン＋ハンドル交換をしましたが、それでやっと、乗れないこともない感じ。乗るために気合いが必要なので、気軽に～とかは無理。ミラーとメーターが振動で見えないことが多々。ドゥカティはこんなもんなのかな？ ホンダからの乗り換えなので、少し気になる。チューブタイヤはパンクが怖い（1回経験あり）。ポールスマートと間違えられる。まぁ、気持ちはわかるが……。

私はルックスだけで購入しました。本当に、ただそれだけの理由です。少ない走行距離の中古車をよく見かけますが、乗るのが極めて辛いバイクであるということだと思います。それでも、こいつじゃなきゃと思う人は諦めて購入しましょう。とにかく格好良いです。