スーパースポーツSS1000DS
- 掲載日/2017年03月15日【カスタムDUCATI】
- 記事提供/『VIRGIN DUCATI』 Vol.04(2014.08.04発行)
空冷ドゥカティSSの進化には何が必要か
その答えにオリジナルフレームを選んだビルダー
千葉県君津市のシルヴァバード。代表の牧野氏は、かつて国内でBOTT(バトル・オブ・ザ・ツイン)が盛り上がっていた時代から、様々な車両でオリジナルフレームを製作してレースの現場で走らせ、また数多くのカスタム・ドゥカティを手がけてきた。ここで紹介するのは氏が手がけた、空冷1000DSエンジンを搭載するオリジナルマシン、ISM-07Rだ。
12年のミラノショーにも出展し、現地で高い評価を得たというこのマシン、直径が異なる6種類のクロモリパイプを使い分けたオリジナルフレームは、牧野氏のハンドメイドによるもの。
「サーキットやスポーツ走行に主眼を置いて、足周りをセットアップしていくと、スタンダードのフレームのままでは限界があるんですよ。バイクの性格って、エンジンとフレームである程度決まるんです。もちろんカスタムや足周りのセッティングを追い込んで変えることもできますが、それ以上を望む、つまりスタンダード+αの世界を見ようとすると、オリジナルフレームに行き着くんですよ」
ビルダーにとってオリジナルフレームの製作は究極のチョイス。だが、BOTTの現場でハリスやスポンドン、エグリといった欧州製スペシャルフレームのマシンと戦い続けてきた牧野氏にとって、その選択は自然なものだったのだろう。牧野氏は続ける。
「水冷エンジンの登場で空冷スーパーバイクの進化は止まった、そう思っています。でもオリジナルフレームを作れば、空冷でも進化できる。それもまたフレームを作る理由のひとつです」
いまのところISM-07Rの公道仕様を作る気はないという。牧野氏の夢は、欧州のレースに参加することなのだ。ミラノショーでの展示ですでに手応えは掴んだ。今でも元GPライダーによる試乗を繰り返し、熟成を続けている。あとは実行に移すのみ。
欧州で、特にイタリアで勝負したい。最後にそう付け加えた牧野氏の言葉は、自信に満ち溢れていた。
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