【速報】ドゥカティ ニューモデル 1299 パニガーレR ファイナルエディションを発表
- 掲載日/2017年07月11日【トピックス】
- 取材協力/ドゥカティジャパン 写真/DUCATI JAPAN 文/VIRGIN DUCATI.com編集部
伝説的L型2気筒エンジンの偉業を称える「1299 Panigale R Final Edition」
2017年7月7日、ドゥカティ CEO クラウディオ・ドメ二カーリとAruba.it Racing-Ducati チームのライダーが、新しいスペシャル・モデルである1299 Panigale R Final Editionを米国ラグナセカで公開した。
ドゥカティ史に名を残し、スーパーバイク世界選手権の歴史に燦然と輝くエンジンに敬意を表した、きわめて特別なモデルが誕生。新型1299 Panigale R Final Edition は、ただ単に専用のカラーリングを纏っただけのモデルではなく、また、限定生産モデルでもない。イタリア国旗を模したトリコローレ・カラーは、このニューモデルに搭載されることによって頂点を極めたドゥカティL 型2気筒エンジンに対する賛辞を表している。
ドゥカティは、そのワールドプレミアの場として、スーパーバイク世界選手権の第8戦が開催される米国カリフォルニア州のラグナセカを選択。ドゥカティ・モーター・ホールディング最高経営責任者(CEO)のクラウディオ・ドメ二カーリが、Aruba.it Racing-Ducati チームのオフィシャル・ライダー、チャズ・デイビスとマルコ・メランドリと共に、新型1299 Panigale R Final Editionを発表。両ライダーは、このニューモデルのプレゼンテーション・ビデオにも登場している。
ボローニャ製のこの最新鋭モデルは、比類なきテクノロジー、パフォーマンス、そしてデザインを特徴としている。ユーロ4規制に適合した1299 Panigale R Final Editionには、一台一台にシリアルナンバーが刻印される。1299 Superleggeraのエンジンから派生したスーパークアドロ・エンジンの“Final Edition”は、207hp/11,000rpm の最高出力と14.5kgm/9,000rpm の最大トルクを発生。このエンジンは、より大型のクランク・ピンとタングステン・バランシング・ウェイトを採用することにより軽量化されたクランクシャフトが装着される一方で、コンロッドは、インテーク/エグゾースト・バルブと同様にチタニウム製を採用。スーパーバイク用エンジンの116mm 径ピストンは、2本ピストンリング・タイプとなっており、シリンダー・ライナーはスチール製となっている。
Ducati Corse によって開発された超コンパクトなモノコック構造は、エアボックスを一体化することで、1299 Panigale R Final Editionの乾燥重量をわずか179kgに抑えることに成功している。この最新モデルのシャシ・セットアップは、Panigale R と同様、オーリンズ製メカニカル・サスペンションと24°のキャスター角を備えている。さらに、スーパーバイク世界選手権に参戦している Panigale R と同じ仕様の、ハイポジション・デュアル・サイレンサー付きアクラポビッチ製コンプリート・オールチタニウム・エグゾースト(ユーロ4 規制に適合)を装着。
エレクトロニクス・パッケージは、ボッシュ製慣性測定ユニット(IMU)に加え、ABS コーナリング、ドゥカティ・ウィリー・コントロール Evo(DWC Evo)、ドゥカティ・トラクション・コントロール Evo(DTC Evo)、エンジンブレーキ・コントロール(EBC)を搭載。これらのシステムは、選択されたライディング・モード(レース、スポーツ、ウェット)に合わせたセッティングがプリセットされているが、ライダーの好みや周囲の状況に合わせて変更することも可能。
最先端のテクニカル・コンポーネント、イタリア国旗を模した新しいトリコローレ・カラーを組み合わせた1299 Panigale R Final Edition は、ドゥカティL 型2 気筒エンジンの大勢の熱狂的なファンの間で、再び伝説的な存在になるだろう。日本での導入は 11 月を予定しており、メーカー希望小売価格は4,550,000 円(税込)となる。
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