試乗インプレ【予告編】ディアベルストラーダ
- 掲載日/2013年06月24日【トピックス】
- 取材協力/Ducati Japan 取材・写真・文/森清 貴史
ディアベルストラーダの特徴のひとつである大型ウィンドスクリーン。高速走行はもちろん、街乗りでも防風効果が感じられる。
新しく加わったツーリング仕様は
ディアベルの楽しみ方の幅を広げた
2013年6月に日本での発売が開始されたディアベルストラーダは、2011年に登場したディアベルシリーズの派生モデル。車名に付く「ストラーダ」とはイタリア語で「道」を意味し、このディアベルストラーダが大型のウィンドスクリーン、パッセンジャー用のバックレスト、ソフトパニアケース、グリップヒーター、2カ所の電源ソケットなどを備えたツーリング仕様であることを表しています。
そもそもこのディアベルシリーズは、スーパーバイク世界選手権や MotoGP に参戦してきたレーシングイメージのドゥカティとはかけ離れたファミリーですが、逆にそこが世間に受け入れられているらしい。実際、2013年現在、日本で新車販売されているドゥカティの4分の1がこのディアベルシリーズなのです。
このディアベルストラーダの試乗インプレッション記事は追って掲載しますが、まずはディテールカットからご紹介します。
フォトTOPICS(写真点数/23枚)
01色名こそレースチタニウム・マットとされているが、実際はブラウンがかった落ち着きのあるカラーリングだ。
02ディアベルカーボン、ディアベルクロモなどと同様に、ディアベルストラーダにも専用の車名エンブレムが装着される。
03長距離走行に適した肉厚のシートが装着される。シート高は他のディアベルと同じ 750mm(日本仕様)。
04パッセンジャー用のバックレストには、パニアケースのステーを兼ねたタンデムグラブバーが設置されている。
05他のディアベルシリーズとは異なり、オーソドックスなストップランプ&ウィンカーを備えるテールまわり。
06最大の特徴であるパニアケース(容量 41リットル)には、防水インナーバッグが付属し、雨のツーリングもバッチリ。
07ケースを半開にしたままキープできる機能は、実際の荷物積み下ろしに便利。荷物を固定するバンドも装備される。
08パニアケースを車体から取り外す場合はメインキーではなく、別途付属されるこの専用キーを使用する。
09テスタストレッタ11°エンジンは、「SPORT」「TOURING」「URBAN」とシーンに合わせて適切な特性を得られる。
10ムルティストラーダシリーズがデュアルスパーク化したのに対し、ディアベルシリーズはシングルプラグ仕様。
11触媒付きのサイレンサーは、ステンレスにアルミエンドを組み合わた2本出し。パニアケース裏にはヒートガードを装備。
12近年のモデルに装備される騒音対策用のデバイス。排気バルブを開閉することによって、加速時の音量を下げる。
13日本仕様は ABS と DTC(ドゥカティ・トラクション・コントロール)を合わせた DSP(ドゥカティ・セーフティ・パック)装備。
14フロントサスペンションはフルアジャスタブルで、タンデム時に工具なしでも減衰が調整できるノブが装備される。
15240サイズの極太リアホイールは、ディアベルダークやディアベルクロモと同じ 14本スポーク&ブラック塗装。
16ドゥカティといえば、片持ちスイングアーム。ナンバープレートホルダーがここから生えるスタイルは、他のディアベルと同様。
17リンク式のリアサスペンションがスイングアーム下に配置されているのも、ディアベルシリーズの特徴のひとつ。
18リアサスペンションのイニシャル調整はこのダイヤルノブで行う。これもディアベルシリーズ共通の装備だ。
19ハンドルの LCD 液晶にはスピード&タコメーター、燃料タンクの TFT 液晶にはモード切り替えなどをマルチに表示。
20他のディアベルに対し 15mm 高く、60mm も手前に引かれたハンドルは、手を伸ばした自然な位置にある。
21RbW(ライド・バイ・ワイヤ)によるスロットル操作は軽く、グリップヒーターも装備されているため、ライダーの負担は少ない。
22もはやツーリングモデルの必需品となった電源ソケットは、ヘラータイプを2個装備。1個目はハンドル下にある。
232個目の電源ソケットはテールランプ下。電力を安定供給するため、ジェネレーターも強化されたものを備える。
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