ドゥカティ新型モンスターを自在に操る!日本初開催となるライディングアカデミー「DRE Road with Monster」
- 掲載日/2021年06月22日【トピックス】
- 取材協力・写真/ドゥカティジャパン 写真・文/成田 恒一
発売前の新型モンスターを使用した
日本初開催のドゥカティ・ライディング・エクスペリエンス
2021年6月19日(土)〜20日(日)にかけてライディングスキル向上を狙ったドゥカティ独自のライディング講習会、DRE(ドゥカティ・ライディング・エクスペリエンス)、「DRE Road with Monster」がバイカーズパラダイス南箱根で開催された。世界各地で開催されているDREであるが、今回が日本での初開催となり、さらに日本導入を目前に控えた新型モンスターを使用したスペシャルプログラムが採用された。
2003年にスタートしたDREに参加したユーザーは過去1万5000人以上にも及び、選び抜かれたインストラクターによるハイレベルな講習内容は特別な体験となること間違いなし。DREには4つのコースが用意されているが、今回はスキルアップと楽しさ、さらに革新性、安全性を鑑みたDRE Roadコースをアレンジしたメニューが用意された。そんな「DRE Road with Monster」開催に先駆けて、6月18日(金)にメディア向けの体験会が模様されたので詳しいレポートをお届けしよう。
2021年6月18日(金)、バイカーズパラダイス南箱根で「DRE Road with Monster」のメディア向け体験会が開催された。
「DRE Road with Monster」開催中はバイカーズパラダイス南箱根がドゥカティ一色に染め上げられた!
日本での発売を目前に控えた新型モンスターがズラリと並ぶ。一般参加ユーザーはもちろんのことメディア関係者も、今回が初ライドになるという参加者がほとんどである。
フルモデルチェンジを果たした新型モンスター。モンスター821の後継機でありながら、モンスター797、モンスター1200も含めた、次世代を担うニューモデルとして登場。モンスター821に比べ-18kgとなる乾燥重量166kgを実現し、937ccのテスタストレッタ11°エンジンは111PS@9250rpmを発揮する。
新型コロナウイルス感染予防を鑑みて、マスク着用の義務づけと、手指の消毒、検温が受付にて行われた。
まずはドゥカティジャパンのPR&Marketingディレクターの五条氏の挨拶により「DRE Road with Monster」がスタート。
続いてドゥカティジャパンの代表取締役社長、リンドストローム・マッツ氏が登壇し、日本初開催となるDREの説明、さらに新型モンスターに関する説明が行われた。
そして今回のチーフインストラクターを務めるMFJ公認インストラクターの友野龍二氏により「DRE Road with Monster」の講習内容が説明された。その内容はChapter1としてライディングポジション、ブレーキング、Chapter2としてスラローム、方向変更、そしてChapter3として視線の重要性、低速走行時のバランス、円旋回(8の字旋回)を採用。なおこの内容はDRE本来のプログラムから約30%の抜粋で、「走る」「曲がる」「止まる」というバイクの基本操作を学ぶメニューとなっている。
いよいよ「DRE Road with Monster」の講習がスタート。まずは簡単な座学からはじまり、トータルで約90分の内容となっている。
座学のあとはライディングの基本姿勢を学ぶ。実際に新型モンスターに乗車し、ポジションを確認する。写真中央は「DRE Road with Monster」に参加したマッツ社長。
普段のライディングでポジションを細かく確認することはなかなかないだろう。正しいポジションが正確なライディングの要なのだ。
まずバイクの上に立ち上がり、そのまま自然に着座した位置が正しいポジションとなる。背中を反らしたり猫背はNG。ハンドルは外側から手を回し、小指と薬指でハンドルを握るイメージが大切。つま先は内側に向け、内腿、ふくらはぎ、くるぶしでバイクをホールドする。
正しいポジションを理解したら、友野インストラクターを先頭にコースを周回。新型モンスターに初ライド!
続いてChapter1のブレーキング講習。まずは2速ギアで50〜60kmに加速したのちリアブレーキのみ、フロントブレーキのみ、最後は前後ブレーキを使用した急制動を体験。
次は障害物を避けたのちに急制動を行う。しっかりとニーグリップを行い、ステップを真下に踏み込むイメージでフロント70〜80%、リア20〜30%の割合でブレーキングを行う。随時、友野インストラクターからの細かなアドバイスもあり、みるみるコツを掴んでいく。
Chapter2ではパイロンスラロームを体験。友野インストラクターのお手本からスタート。
パイロンの間隔は小と中が用意され、小は1速ギア、中は2速ギアで走行する。各パイロンの中間にタイヤを通すイメージでまずは慎重にスラロームを行う。
目線は次のパイロンの側面を見るようにし、アクセルを開けて車体を起こし、次のパイロンを目指すのがポイントだ。
続いてChapter3の8の字旋回にチャレンジ。まずは友野インストラクターのお手本をじっくりと観察。
中と小のサークルを組み合わせた8の字旋回となっており、ポイントは目線だけではなく、首を動かして進行方向を捉えること!そうすればバイクが自然に傾きセルフステアとなり綺麗に円を描くことができる。
しっかりと内腿、くるぶしで車体をホールドし、上半身は常にリラックスすることを心がける。
8の字旋回に慣れてくればライン取りにもこだわりたい。アウトインアウトを意識してコンパクトに旋回!参加ライダーに「DRE Road with Monster」について伺ったところ、「インストラクターからの丁寧な説明でバイクの操作の仕方、自分の癖を知り、改善することができました。実際に購入検討している車両の説明を聞くことができ、さらにじっくり乗ることで、メーカー・バイクの伝えたい世界観も楽しむことができました。普段、公道では試せないことをクローズドコースで試し、バイクの動きと操作方法を再確認することができ、貴重な体験となりました」と答えていただいた。
「DRE Road with Monster」終了後、約1時間のモンスターテストライドの時間が設けられた。箱根ターンパイクでじっくりと試乗!
試乗ライダーによると「モンスターならではの新しいデザインでかっこよく、軽くてコンパクト、運転操作がしやすく非常に扱いやすいです。ハンドルの切れ角がかなりあり、低速でもコントロール性が高い。シートが細く絞られていて、ホールドがしやすいのもいいですね。エンジンパワーがあって、どの回転域からも加速する乗り味もポイントです」。
「DRE Road with Monster」修了式ではマッツ社長のサイン入りの受講証明書が用意された。
受講証明書をマッツ社長から受け取り、参加者も大満足の様子。
受講証明書に加え、さらにノベルティとしてDREオリジナルキャプもプレゼント!
「DRE Road with Monster」終了後はお待ちかねのランチタイム!
「DRE Road with Monster」のために用意されたスペシャルイタリアンコースランチが用意された。生ハムやイタリア風オムレツ、パン、にんじんとレモンのスープ、そしてメインは自家製生パスタのボロネーゼ、デザートは宮古島直送の手作りアイスクリーム!このような豪華ランチも振舞われ、至れり尽くせりの「DRE Road with Monster」メディア体験会は終了した。
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