ディアベル
- 掲載日/2012年11月27日【カスタムDUCATI】
- 記事提供/『DUCATI BIKES』 Vol.10(2012.10.31発行)
隅々まで行き渡ったフィロソフィーが
マシンの完成度を決める
コンプリートマシン造りの草分けが放つディアベルカスタムの最新スタイルは、見事な仕上がりに感嘆させられる。
数々のコンプリートマシンを手がけてきたモトコルセが、新たにディアベルのコンプリートパッケージを発表。それがこのDVCだ。モトコルセのコンプリートマシンは、代表を務める近藤氏が自ら陣頭指揮をとって製作されている。周囲の雑音をシャットアウトし、1人マシンと向き合う近藤氏の姿は、思索に耽る哲学者の如し。ペイントのライン1本、シートのステッチひとつにまでこだわり、幾度とないリファインが繰り返される。そうした長い熟成期間を経て、はじめてモトコルセのコンプリートとして世に送り出される。だからこそ、DVC は美しい。
その DVC には基本メニューとして、2つのパッケージが設定される。Evoluzione レーシングエキゾーストシステム “Grosso Due”、ドライカーボン製ダッシュボードバイザー、リップスポイラー、コンパクトライセンスプレートサポート、ライセンスプレートベースがセットになった “スタイル”。そして、そのスタイルパッケージをベースに、オールペイント、ハンドルバーレザー巻き、オーダーメイドシート、ドライカーボン製エアダクトカバー、ラジエターカバーを追加した “デザイン” だ。
ドライカーボン製の ヘッドライトカウリング と、ダッシュバイザー は別体式で組合せ自由。
カスタムの詳細をチェック!
Evoluzione レーシングエキゾーストシステム “Grosso Due”。スペシャルオーダーメイドシート。ダッシュバイザーの内側はレザー仕上げで、DVC のロゴが誇らしげに輝く。ブレーキキャリパーはブレンボのモノブロック、セラミック製のブレーキローターは超軽量。オーリンズ製フォークはオプション。ホイールは BST のカーボンをチョイス。エンジンはリペイントされチタニウムフレームプラグが飾る。