スーパーバイク1098S
- 掲載日/2011年02月17日【カスタムDUCATI】
大切なのは過剰な装備ではなく
走りを楽しむこと
九州のラ・ベレッツァによるカスタマイズは、公道を楽しく走ることを実現するためのものだ。簡単にいうと「バイクは走ってナンボ」を基本として、ブレることなく楽しさを追求したものだ。
前回紹介したモンスターS2R1000もそうだが、この1098Sも同様の手法でカスタムされている。一定の基準を満たしたカスタムを施されているが、各部の作りはよくありがちな豪華パーツを奢っただけのスペシャルマシンではない。もちろんそうした手法もカスタマイズのひとつであるし、それを否定はしない。しかし高性能パーツにコストをかけるよりは、ステップやハンドルをはじめとするポジション系のパーツなど走りの楽しさに直結するところにコストをかけたほうが、より走りを楽しめるというのがラ・ベレッツァ代表の上野さんの願いなのだ。
そうしたことを踏まえ、コストを抑える工夫を凝らしながら、走りの基本性能をしっかりとキープしつつもオリジナリティを向上させているのが特徴だ。その“ブレなさ具合”がきっちりと根づいているから、仕上がりに統一感がある。この1098Sでは外装の一部を塗装することでMotoGPマシンを思わせるムードを出している。
カスタムの詳細をチェック!
ラジエーターとオイルクーラーコアを飛び石などのダメージを防ぐガードはアクセントとしても有効だ。ラジエーター用16,800円、オイルクーラー用10,500円。
大きく切り欠きのあるカーボンクラッチカバーからは、アルマイトのSPEED製クラッチプレッシャープレート(14,700円)が覗いている。
2001年以降のドゥカティに対応する汎用部品として設定されているSPEED製ライトリークラッチ(21,000円)を装着。もちろん操作性向上が狙い。
リアサスを飛び石などからガードするSPEED製ドライカーボンリアフェンダー(39,000円)はドライカーボンならではの軽量な仕上がり。
ホイールはスタンダードだが、ファクトリーマシン風のゴールドで粉体塗装を施すことでイメージをガラリと変えている。
SPEED製チタンスリップオンマフラー(147,000円)は軽量な仕上がりで1098の運動性能をさらに引き上げる。
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