デスモセディチRR
- 掲載日/2014年04月22日【カスタムDUCATI】
- 記事提供/『VIRGIN DUCATI』 Vol.02(2014.02.28発行)
情熱だけでは成し得ない
希少車ベースのレプリカ作り
スーパースポーツをベースとしたカスタムの王道といえば、レーシングマシンのレプリカを作ることだろう。とはいえ、もともとワンオフやスペシャルなパーツを使っているレーサーのレプリカ作りは、生半可な心構えで臨むといろいろと痛い目に合うことになる。しかし、ベースとなる車両自体がレプリカそのものである場合は、少しばかり話が違ってくるようだ。
ここで紹介する車両は、2007年に限定生産されたデスモセディチ RR。エンジン、フレーム、足まわり、カウルの素材や形状まで、当時のワークスマシン、デスモセディチ GP5 に倣った、メーカーが手がけたレプリカなのである。ただし、一般公道での使用、メンテナンスサイクルなどを考慮したパーツは、その限りではない。
そこでオーナーは、マフラーを社外品に交換。さらにV・ロッシが 2012年シーズン前半戦に乗った GP12 と同様のカラーリングを施し、レバーガードを装着した。ちなみに、カラーリングはペイントではなくカッティングシートを駆使した、いわゆるラッピングである。
保安部品がなければ、まさに GP レーサー。公道よりもサーキットで楽しみたい一台なのである。
オーナーは、速くて格好イイ乗り物好き。愛車の BMW M6 クーペは、モト GP オフィシャルカーカラーが施されているのだとか。
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