スーパースポーツSS900
- 掲載日/2011年11月14日【カスタムDUCATI】
- オーナー/軒名 貞夫さん
記事提供/『DUCATI BIKES』 Vol.07(2010.11.15発行)
オーナーが地道に復活させた
SSカフェレーサースタイル
SSを、大胆にネイキッドタイプにしたこの車両。その違和感のなさにセンスのよさを垣間見ることができる。このSSはサーキットで転倒し、廃車寸前になっていたものを購入、地道に手を加え形にしていったものだそう。SSはカウルを装備したモデルであり、そのカウルの内側には、電装系統をはじめとした様々なパーツが隠されている。転倒によるダメージがひどかったそうで、手元に来た当初はハーネス類がすべて切断され、スパゲティ状態だったという。しかしオーナー自らが、すべて配線を繋げ直しエンジンを降ろして自家塗装を行うなど手間暇をかけてここまで仕立て上げた。
S4も所有するオーナーの好みは、カフェレーサータイプ。モディファイを始める際に完成後のスタイリングを大方決め、そのイメージに徐々に近づけていくという。プロに任せるような部分に関しては、千葉のバイクショップ、ライテックの大森代表にお願いしているそうで、細部まで、例えばマフラーステーの角度や、マスターシリンダーのステーなど本当に細かい部分にまで拘って注文をするというその姿勢にはまさに脱帽である。
水冷の強烈なパワーと空冷の荒々しいトルク、それぞれの長所を走りの面だけでなく、魅せるということで、オーナーが考えるドゥカティのあるべき姿を形にした見本的な車両だ。
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ネイキッドスタイルにするために選んだヘッドライトは、レイブリック製のマルチリフレクタータイプ。ブルーレンズで存在感をあげていると共に、古めかしさがなく車両にマッチしている。
SSに限ったことではないが、カウル装着モデルは、そのカウルの下に様々は部品が納められている。その部品の一つであるイグニッションコイルはシート下に移設した。ハーネス類はフレームの裏を這わせている。
ライテックにてエンジンを降ろしてもらい、それを自宅に持ち帰り耐熱ペイントにて塗装。フィンの隙間など、狭い部分があるためスプレーではなく、刷毛を使用した。綺麗に仕上がっている。
ボディ色に合わせて、シート表皮も張りなおした。シングルシート風の仕上がりになっている。なおボディカラーはただのパールホワイトではなくブルー系の塗料も混ぜている。角度によって違う表情を見せる。
もう一台所有するS4モンスターのメーターを流用。手元に届いたとき、転倒したままの状態で削れてしまっていたクラッチケース類も、モンスターのものを換装したという。純正なのでスタイリングも浮かない。
前後ホイールとリムのラインは、カドワキコーティングにて、車体色と同じカスタムペイントを施してもらった。スイングアームは自分で磨いたそうだ。D.I.Yとプロの手の使い分けが上手だ。
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