モンスター900
- 掲載日/2014年04月15日【カスタムDUCATI】
- 記事提供/『VIRGIN DUCATI』 Vol.01(2013.11.18発行)
最新モデルでなくても
ドゥカティならカスタムが楽しい!!
ドゥカティらしいレッドと、メッキやポリッシュの金属的な輝きが鮮烈なコントラストを生んでいるモンスター。このマシンを製作したのは、熊本のラベレッツァ。ドゥカティでの鈴鹿8耐参戦では草分け的存在であり、レースイメージの強い同店だが、実はストリートカスタムも大の得意。このモンスターもそうして作られた一台だ。
ベース車両は 1996年式のモンスター900、すでに 15年以上前のバイクだ。それが、カスタマイズでこれほど新鮮なイメージが持たせられるものかと驚かされる。しかも、かかっている費用はベース車両代込みでも、現行モデルの新車を購入するのと同等レベルか、むしろ安いほどだという。
「新しいバイクではありませんから、当然購入価格は安い。ベース車両が安い分だけ、他の部分にお金がかけられますから、カスタムして遊ぶには、良い素材だと思います。ドゥカティには、こういった楽しみ方もあるのでは? という提案として受け取ってもらえばうれしいです」と、ラベレッツァ代表の上野氏。
ありふれた中古車も、エキスパートの手にかかれば、アピアランス抜群のカスタムマシンに生まれ変わらせることができる、というワケだ。チョイ古のドゥカティが、今注目なのかも?
タイミングベルトのカバーを撤去する手法はドゥカティカスタムの定番。メカメカしさがたまらない。
カスタムの詳細をチェック!
フレームはカドワキコーティングの手により、耐久性に優れるパウダーコートでリペイント。タンクは モンスター900クロモ のメッキタンクにペイントを加えてイメージを一新させている。エンジンはノーマルだが、キャブレター はケーヒンの FCR 39mm に変更。マフラーはラベレッツァのオリジナルパーツブランド SPEED のスリップオンを加工し、テールアップスタイルにして装着している。ホイールは前後ともにアクロン・マービック。クラッチカバーやプレッシャープレートも SPEED を使用している。
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