ムルティストラーダ1000
- 掲載日/2011年06月22日【カスタムDUCATI】
- 記事提供/『DUCATI Campione Del Mondo』 Vol.07(2004.02.27発行)
所有欲を増幅させる
ワンランク上のムルティ
バイクは見てくれだけでは分からない。これは数多くの試乗経験をもってしても言えることで、見ることである程度の想像はついてもその本質はやはり乗ってみなければ。ムルティストラーダは、まさにそんなバイクの典型で、先入観で凝り固まったバイク乗りたちの頭を砕いてくれる近年のヒット作である。
ドゥカが示したそんな新基準に対し、日本のチューナーたちがダマって見ているワケがない。ご覧のムルティは、イタリアンモデルに関してその高品位なチューニング&カスタムで知られるモトコルセが提案する一台だ。特に注目したいのはフルチタンエギゾースト。マフラーはバイクの車体を構成するパーツの中でもかなり重い部類に入るが、それをフルチタンにすることで半分以下に軽量化。もともと重心が高いバイクなだけにこの軽量化は他のドゥカよりも効果的なはず。官能的なサウンドもさることながら運動性も向上させ、全体のクオリティも上げる。世界に誇れるモノづくりで知られるモトコルセならではである。
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オプティカルスクリーンはこの K24コート。ほかチタン/プラチナコートがある。
エンジンはノーマルだが、BUCCI を扱うモトコルセだけに、鍛造ピストンやボアアップキットなど今後の展開には大いに期待できる。
シートはお馴染みアルカンターラ仕様。鮮やかな色に染め上げられたバックスキンシートは、パンチングメッシュが施されている。いまや2輪だけでなく4輪からも注目の逸品。
こちらもモトコルセ扱いの S.T.M 製ライトウェイトスリッパークラッチシステム。ジュラルミン製で軽量高剛性。そのデザインもイタリアならではの機能美に溢れる。クラッチプレートにもジュラルミン製のシンタードプレートを使う。
ホイールは前後ともマルケジーニ製 鍛造マグネシウムを履く。バネ下重量の軽減は足まわりチューニングの定番メニューだが、ムルティにこの手法は“鬼に金棒”?
フルチタンマフラーの集合部分は998と同タイプのジョイント方法を取る。複雑な工程なしには作りえないモトコルセこだわりの部分。ほかにスリップオンもある。
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