VIRGIN DUCATI | GT860 カスタムDUCATI

GT860

  • 掲載日/2017年02月02日【カスタムDUCATI】
  • 記事提供/『VIRGIN DUCATI』 Vol.06(2015.05.30発行)
GT860のカスタム画像

ベベルカスタムの新たな方向性を示唆する
これぞ正統派スクランブラー!

もしも、ドゥカティが70年代にLツインでスクランブラーを作っていたら……そんな妄想を掻き立てるのが、このスーパー・スクランブラーだ。

製作したのは米イリノイ州ガーニーのアナログ・モーターサイクルズだ。製作を依頼したのは、350スクランブラーをレストアして所有するマニア。ただ、右チェンジが苦手という彼は、トラ・スクランブラーのようなテイストを持つ車両を古いLツインドゥカで作って欲しいと依頼したのだ。製作を快諾した彼らは、ベース車として用意されたGT860を前に、足周りから製作に着手。ダートでの走破性を考慮して前後サスのストロークを確保したのち、往年のスクランブラーらしい作りこみを進めていく。

オリジナルをオマージュしたタンク、スクランブラーに欠かせないアップマフラー、そしてダートを含む旅が楽しめるようにとあつらえられた実用的なキャリア等々。

ロードバイクをダートバイクに作り変えるというセオリーからしても、正統派のスクランブラーとなったマシンは、ベベル カスタムの新たな方向性を提案する1台と言えるだろう。

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現代的な感覚で乗れる1台を、というオーナーの希望もあり、メーターにはLegendary MotorcyclesのGPS式、リアサスにはFOXの最新型と今時のパーツも投入。フォークは90年代のトラ・タイガー用を流用し、Fホイールは19インチ。組み合わせるローターはCB550用を加工している。リアキャリアやワイドフットペグはマシニングによる削り出し品である。ワンオフのアルミタンクは、オリジナルへのリスペクトを感じるデザイン。リバースコーン型のサイレンサーはCone Eng.製でビンテージ感を演出する。
取材協力

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