スポーツクラシック GT1000
- 掲載日/2011年06月09日【カスタムDUCATI】
- 記事提供/『DUCATI Campione Del Mondo』 Vol.10(2007.08.08発行)
イタリアの日常をほうふつさせる
バタ臭いアシとしてのマシン
小粋にカッコよく、日常とかけ離れた楽しみを与えてくれるイタリアンバイク。ラテンの情熱、チョイワルな洒落心など、アジアな我々には魅力的なイメージばかりが付きまとう。でも、イタリアの実情を知る人は、そればかりではないことも知っている。イタリア人の日常は、もっとバタ臭く現実的。ドゥカティとの付き合いだって、生活に密着した使い方をする人は結構多い。ここで紹介する GT1000 は、ドゥカティを特別なものとしてではなく日常で使い倒し、実用的な部分にクローズアップしながら、もともと持つ粋な部分とのバランスを図ったもの。オーナーは鈴鹿のドゥカティショップ「ディライト」の番頭役である中村さんだ。
「ドゥカティらしくないと思うかもしれませんが、今まであまりに表に出てこなかった部分を見せることで、『これもまたアリ』と思っていただければ。普段から使うバイクとしても、十分イケますよ」
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大きめのスクリーンはドゥカティパフォーマンス製。実用本位のデザインが返って新鮮だ。
これもディライトオリジナルのクラッチレリーズピストン。ノーマルからピストン径が4Φも大きくなるため、レバータッチはかなり軽くなる。
テールやシートのデザインにマッチしたリアキャリア。ドゥカティパフォーマンス製で使い勝手は良好とか。
エンジンはやはりノーマル。必要にして十分だとオーナーは語る。
リアショックはスイングアーム側でアイボルトを短く加工し、1インチローダウン。ノーマルの尻上がりなデザインを抑える目的だ。
マフラーはやはりディライト人気のフルエキ、ロールエンドメガホンを採用。
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