ストリートファイターS
- 掲載日/2011年05月18日【カスタムDUCATI】
コンセプトを強烈にプッシュする
迫力のカスタムパーツ群
直訳すれば“ケンカ屋”であるストリートファイターの素性は、強烈なまでのマチズモを体現したオートバイだ。その鍛え上げられた筋肉のごときスタイリングを、さらに磨き上げたのがこのカスタムだ。いわば、元来のストリートファイターのスタイリングは実践の積み重ねで鍛えられたもので、それをトレーニングマシンによって磨き、スタイリッシュさを強調したものといえる。
?オーナー氏はドゥカティに乗りはじめてまだ一年目だが、999S→1198R→ストリートファイターとすでに3台を乗り継いだ。しかもストリートファイター購入と同時に、装着するカスタムパーツもすべて直感でオーダーしていたというから驚かされる。
?ボルトオンパーツだけではなく、DIYでひと工夫加えるのもオーナー氏の楽しみのひとつだそうだ。ウェットカーボンのフレームカバーや効果的な各部の赤いメッシュなどはすべてご自身の手によるもの。最終的にはプロに依頼したというブラックベースのマジョーラカラーも、一回目のペイントは自ら行ったというから、カスタムにかける情熱は半端なものではない。
?カスタムとはカタチを変えることではなく、運動性能も含めた素材の良さを伸ばすこと、とオーナー氏は語る。そんなこだわりが生み出す車体には、我々が学ぶべき点も数多いはずだ。
カスタムの詳細をチェック!
装着して以来、非常に乗りやすくなったと絶賛するSTM製スリッパークラッチ。カーボン製のエンジンカバーはBabyFaceの1198R用を小加工して装着している。
RIZOMA製の透明なタイミングベルトカバーの奥に見えるギアには、自らトリコロールペイントを施した。ただ装着するだけでなく、できる範囲でひと手間加えるのがオーナー氏の流儀だ。こうした遊び心は粋である。
バックステップはAELLA製。デザイン、操作感ともに満足しているという。こうしたパーツもブラックアルマイトをチョイスすることで、アクセントのレッドもより効果的となる。
外装パーツはおもにDUICATI PERFORMANCEやCM COMPOSITのドライカーボン製を選び、全体の統一感を出している。赤いドライブチェーンも重要なアクセントのひとつだ。
ベルトカバーがないために殺風景になりがちなエンジン左サイドだが、ビビッドレッドのウォーターラインを組み込むことで、逆に車体で一番のピンポイントにした。このセンスはお見事!
各部のメッシュ部はレッドに塗装して挿し色効果を狙う。フレームカバーもウェットカーボンを加工して貼りつけている。こうした自作の工夫はぜひ見習いたいものだ。
前後ホイールはBST製のカーボンホイール。車両を押し引きするだけでもその軽さの違いを体感できる。ばね下軽量化には重要なパーツだ。各モデル用のラインナップもある。
2本出しテルミ管のテールエンド。パイプ部分のほとんどはオーナー氏自身がバフがけしたという。その後ガラスコーティングを施したこともあり、輝きと艶を長く維持できている。
ディライト製のリアサスリンクを組み込んだリアサスペンション。装着によってサスの動きが格段に向上する。前車の1198Rにも組み込んでいて、その実力と恩恵は実感済みだったそうだ。
形状がどうしても気に入らず、自らベルトサンダーを使って削り落として整形したというスクリーン。車両の雰囲気とも見事にマッチしている。ヘッドライトはHID化している。
シートクッションはDUCATI PERFORMANCE、つまり純正オプション。テールカウル部のメッシュもやはり赤くペイントして統一感を演出している。
ボディカラーは一見ブラックに見えるが、マジョーラだ。光の当たり具合でいかようにも色味を変えるマジョーラは、このカスタムマシンのスタイリングをさらに昇華させている。
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