スーパーバイク1098R
- 掲載日/2010年11月18日【カスタムDUCATI】
WSBKスペックのマシンを
扱いやすくすることの意義
ワールドスーパーバイク選手権のホモロゲーションを取るための市販車だから、そのスペックの高さは推して知るべし。いくら公道仕様とはいえ、その本性を解き放てば180psを誇る水冷Lツイン最強ドゥカティである。とても素人が乗りこなせる代物ではないことは、その誕生のルーツを知っていれば明らかなことだ。
しかしこの1098Rのカスタマイズは、そうしたマシン(バイクではなく、あえてこう呼びたい)を一般ライダーが扱いやすくすることを意図したカスタマイズが施されている。
「多用するスピード域やライダーのテクニックが低いから最上級のパーツは不要、というのは必ずしも当てはまらない。むしろ一般的なライダーほど、動きを感じやすく扱いやすい、信頼性の高いパーツを装着すべき」とは、カスタマイズを手がけたブライトロジックの竹中治氏のコメントだ。
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リアサスペンションにはブライトロジックがオリジナル製作したチタン製スプリングを採用。オーナーの身長にあわせて車高調整ロッドをセットし、低い乗車姿勢でもストロークを感じやすいようにしてある。
リアブレーキキャリパーはブレンボ製4ポッドに変更。レース仕様のパーツだが、オーナーの体格や用途、ライディングテクニックに合わせたセッティングが可能なためこうしたパーツの利点が生きてくる。
フロントフォークはオーリンズ製TTX-FGR800に換装されている。三叉周辺は916系の流用だが、ディメンションを計測した実寸値にほとんど差はなくスペーサーで対応可能範囲だったという。フォークボトムは切削一体型ラジアルマウントだ。
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