スーパーバイク1098S ライディングハウスカスタムDUCATI

スーパーバイクを際立てる
さりげないカスタマイズ手法

ドゥカティの歴代スーパーバイクのカスタムの指標は、いつの時代もファクトリーレーサーだ。1098でいえば、それはトロイ・ベイリスが乗る1098F08であり、ひたすらファクトリー仕様を目指すのは、マシンを進化させるという意味で正しい。

しかしあまりに画一的すぎるのはどうだろう。そもそもすべてのユーザーがサーキットでライバルを蹴散らす性能を必要としているわけではないし、たとえスタイリングだけでももっと自由に、もっと気軽に遊んでしまってもいいのではないだろうか。

大阪のライディングハウスは、そうした観点からドゥカティをカスタムする。ここに紹介する1098は一見すると地味に思えるが、しかしカスタム好きにとっては宝の山である。軽くて丈夫なカーボンカウルの端から覗くシャープなクラッチカバー、色鮮やかなアルミスプロケットフランジなど、機能パーツでさえ美しい造形と色彩でまとめられている。

アクセントのように散りばめられたアルミ削り出しパーツは、いくつかあるうちから好みのカラーリングを選べるものが多く、カーボン地のカウルは言うまでもなくペイントベースだ。このマシンがあらゆる遊び心を受け入れるカンバスに見えてきたらしめたものである。

市販車の完成度が上がり、機能面でモディファイの必要性がなくなりつつあると言われる昨今だからこそ、気軽に遊べて質の高いスペシャルパーツが求められる。ライディングハウスは、そうした要望にも応えられるカスタムパーツを豊富に開発・販売している。

カスタムの詳細をチェック！

カーボン素材が持つ高級感で、常にライダーの視界に入るメーター周りのイメージを大きく変えるインストゥルメントカバー。価格が手ごろなこともあり、カスタム入門パーツとしての人気は高い。12,600円。

シャープな光で驚異的な明るさを誇る1098用ソーラムHIDキットが組み込まれたヘッドライト。サインハウス製HIDは、現在46W仕様の「SOLAM H.I.D. DC46W」が最新だ。価格は31,290円より。

カラーリングの異なるアウターとインナーの組み合わせで、全25パターンのセットを楽しめるアルミブレーキマスターシリンダーキャップVerII。アウター3,623円、インナー2,363円。クラッチ用もある。

ラジエターを守るステンレスラジエターコアガードは20,475円。厚さ0.8mmのステンレス材を使用したハニカムデザインを採用。高い強度とファッション性が魅力だ。他にオイルクーラー用（10,500円）もある。

ビレットクラッチカバーアーバンタイプは、31,500円。素材を贅沢に使ったアルミモノブロックからの削り出しで、シャープなデザインと高い強度が特徴。写真のガンメタのほかにシルバーもある。

1098／1098S用の楕円STDチタンサイレンサーは、207,900円。グラデーション仕上げのチタン焼け色が美しい。軽量な仕上がりが特徴のクローズドサーキット専用品で、公道走行は不可。

転倒時にアクスルとボトムエンドをガードする機能に加え、Vフックスタンドのリアスタンドでリフトアップできる形状を採用したフロントフォークスライダーVerIII（9,975円）。美しい造形も魅力だ。

美しい造形のハイライドステップは機能も重視。体を保持しやすいようにステップ位置をやや前方に設定。さらに体格の違いにより4ポジションを選択できる。写真のガンメタのほかにシルバーもあり、79,800円。

美しい発色で片持ちスイングアームをドレスアップするアルミスプロケット（12,600円）とアルミスプロケットフランジ（39,900円）。専用キャリア（別売り25,200円）により、スプロケット交換も容易になる。

取材協力

ライディングハウス

住所／大阪府寝屋川市高宮1-10-23
電話／072-821-1101

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