スーパーバイク999
- 掲載日/2011年09月08日【カスタムDUCATI】
- 記事提供/『DUCATI Campione Del Mondo』 Vol.06(2003.07.31発行)
マシンの艶が一気に
高まるカスタマイズの好例
WSBKファクトリーマシン999 F03の公道バージョンともいえる999を駆るオーナーにとって、気になるのはやはりファクトリーマシンの存在だ。ライバルを蹴散らすハイパワーエンジンとそれを支える足周り、そしてそれらのハードパーツを包み込む軽量なカーボンパーツ……。美しく無駄のない造りは、999のカスタマイズを進める上で、もっとも大きな指標となっている。
そんなオーナーに向けてカーボンパーツをリリースしているのが、三重県のディライトだ。ここに紹介する999カスタムは、F03を思わせる機能的なカーボンパーツでドレスアップされているが、それだけでも999は、こんなにも艶やかに生まれ変わるのだ。
中でも注目したいのが、テールから覗くフルチタンスリップオンマフラーだ。ファクトリー仕様を模したスタイルで、パワーアップと同時に軽量化されるのはもちろんのこと、溶接を多用せず、テールピースには一体成型のプレス部品を使うなど、美しさにも気を配ったハイクオリティな造りが特徴だ。
ファクトリーマシンを指標とするからには、装着するパーツは機能性と美しさを兼ね備えていなければならない。ディライトによる999カスタムは、その黄金律を守った一例である。
カスタムの詳細をチェック!
激しい走行風からライダーを守るファクトリーマシンスタイルのアップスクリーン。カーボンメーターバイザー付きでドレスアップ効果も望める。
走行時の空気の流れも考慮して作られたカーボンフロントフェンダー。
サイドエアウイングとフェンダーの装着だけで、999のフロント周りはまったく別のマシンのように引き締まって見える。
カーボンブラックでシャープなサイドビューを実現するカーボンクラッチカバー。スタンダードのアルミ製から交換すれば、かなりの軽量化が期待できる。
スタンダードのアルミ合金製から交換できるマフラーヒートガードとステップのヒールガードもラインナップされている。
スポーツバイクだからこそ、クラッチ操作を軽くしてライディングに集中したい。クラッチの重さを38パーセントも軽減するファインフェザークラッチキット。
走行風の整流と同時に、リアサス周りの汚れを防ぐ機能を持っている軽量なカーボンリアフェンダー。
これこそファクトリーレプリカを目指すなら絶対に外せないパーツ。ファクトリー999F03をほうふつさせるカーボンエアダクトカバー。
高速走行時の安定性を高める特徴的なサイドウイングも、ディライトではカーボン製をラインナップしている。カウルの奥にはラジエター周辺をカバーするカーボンセンターパネルが見える。
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