モンスター400
- 掲載日/2009年03月06日【DUCATI購入ガイド】
Monster 400
独自の地位を築き上げた
貴重なイタリアン400
モンスター696の発表により惜しまれつつも姿を消してしまったが、日本の中型免許でも乗れる貴重なイタリアンとして、長らくラインナップの一角を支え続けていたのがこのモンスター400である。このモデルによってドゥカティの楽しさに開眼したオーナーも多いのではないだろうか。
写真でご紹介しているのは2003年型だが、初期型から最終型までの仕様変更は意外にも多く、いくつかのバリエーションモデルも存在する。最終仕様に近い2007年モデルでは、左右2本出しのマフラーなど初代モンスターの面影を色濃く残すシンプルなスタイルに加え、フォークブリッジ、キャリパーマウント、インナーローター、クランクケース、フットペグなどをブラック塗装。高級感と精悍さが増している。
左右2本出しのマフラーなど、オリジナルのスタイルを最も忠実に守り続けたのは、意外にもこの400だった。
回し切れる400は
敢えて選ぶ価値がある
モンスター400は、ファミリーの末弟ながらマルゾッキ製の倒立フロントフォークや、300ミリ径のダブルディスクが奢られ、車体のポテンシャルは上位モデルと同等。398ccの2バルブLツインが10,500rpmで発揮する出力は44馬力という控えめな数値だが、乾燥重量168kgの軽量な車体やマレリ製インジェクションとの相乗効果によりそのコントロール性は極めて高い。このモデルが日本の免許制度に合わせて登場したのは事実だ。しかし、ビギナーには扱いやすさを、ベテランにはマシンのポテンシャルを使い切る喜びを提供したという意味において、単なるスケールダウンモデルにとどまらない、価値ある1台だと言えるだろう。
ロングセラーを続けていただけに、市場には玉数も多く、ドゥカティのエントリーモデルとしても最適。ただし、良質な個体は年々減少傾向にあり、狙い通りの1台を捜すなら一日も早く決断されることをお勧めする。
マルゾッキの倒立フォーク、ブレンボのキャリパーなど、本格的な装備で武装しているのも魅力。
価格・スペック
記載の車両情報や価格表記はメーカー発表当時のものです。
最新の車両情報に関してはメーカー公式サイトをご確認ください。
スペック情報は万全な保証を致しかねます。実際に購入される場合はDUCATI正規ディーラーへお問い合わせください。
最新の車両情報に関してはメーカー公式サイトをご確認ください。
スペック情報は万全な保証を致しかねます。実際に購入される場合はDUCATI正規ディーラーへお問い合わせください。
- 排気量
- 398cc
- 最大出力
- 44ps/10,500rpm
- 最大トルク
- 34.3Nm/8,750rpm
- 燃料タンク容量
- 14リットル
(内リザーブ3リットル) - シート高
- 770mm
- 全高
- 1,212mm
- 全長
- 2,100mm
- フロントタイヤ
- 120/60ZR17
- リアタイヤ
- 160/60ZR17
- エンジン形式
- 空冷L型2気筒2バルブデスモドロミック
- ボア×ストローク
- 70.5×51mm
- 排気ガス対策
- ユーロ2
- 乾燥重量
- 168Kg
- ホイールベース
- 1,440mm
- フロントサスペンション
- マルゾッキ製40mm倒立フォーク
- リアサスペンション
- マルゾッキ製モノショック、アルミニウム製スイングアーム
- フロントブレーキ
- 300mmダブルディスク、ブレンボ製対向4ポッドキャリパー
- リアブレーキ
- 245mmディスク、2ピストンキャリパー
- 価格
- 85万9000円
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