「買取企業に査定してもらおう!」
…でも、どんな準備が必要なのでしょう
愛車を買取(下取)してもらう際には、いきなり査定に来てもらう前に大まかな査定額を調べることができる「電話査定」、「インターネット査定」というサービスがあります。愛車の査定額がいったいどのくらいなのか、大まかな金額を把握するのには便利なサービスです。電話査定とインターネット査定の違いはありますが、査定の流れ自体は同じです。みなさんの都合がいい方を、選んで査定依頼をすることができます。
「電話やインターネットで査定をするのも面倒だ」そういう人もいるのはないでしょうか。車種や年式などからわかる「買取相場表」はないのかな、と私は以前から疑問を持っていたので、取材で確認してみました。結論から言うと、そのような相場表の作成は難しいとのことでした。同じ年式の車両でも人気のあるカラーや走行距離などで査定額は変わってしまうため、査定額は車両についての詳細を確認しないと判断は難しいとのことです。となると相場などを公表している買取店はどういう基準で価格表を提示しているのかがわかりませんので、基準の確認をしてみた方がいいかもしれません。査定において平均額を出すことは難しいことのようです。
査定を依頼する時に
おおまかな査定額がわかり、いざ査定士の方に来てもらう際には電話での予約が必要になります。場所によっては当日に来てもらえることもありますし、遠隔地の場合は日数がかかってしまうこともあります。ここで査定の予約をする際に気をつけて欲しいのは何時に来てもらうのか、です。査定士の方は車両の状態を見て、実際にエンジンをかけてみる必要があります。「朝早く」や「夜遅く」だとご近所に迷惑になってしまうかもしれませんので、その点を考慮した上で予約を入れましょう。「日が暮れてからの予約だと車両の細かな部分のチェックもしづらいので、できれば明るいうちの方が・・・」と査定士の方からもお願いされました(笑)。なかなか時間が取れずに「自分が仕事中に、自宅に査定をしに行ってもらえないか」そういう方もいらっしゃるようです。セキュリティ問題からもそれは難しいですし、車両の名義人の立会いは必要です。査定では車両の細かな部分も確認するので概ね30分~1時間ほどかかりますので、時間に余裕を持って予約を入れてください。
査定のときに
必要なものはコレだ!
車検証と自賠責証は当然必要です。他にも売買成立の際には「免許証などの身分証明書・印鑑」が必要になってきます。ノーマルパーツ・カスタムパーツなどがある方はそちらも手元にあった方がいいですが「後日発送でも構わないですよ」とのことです。「パーツ類は実家に置いている」といったように、自宅に置いていない方も多いようで、そこは柔軟に対応してもらえるようです。「車検証を無くしてしまった」という方は買取店側で再発行の手続きを行うことは可能とのことですので、あらかじめ電話予約時に伝えておきましょう。
すでに廃車手続きが取られてしまった車両で、廃車証明書がない場合は再発行が難しく、最悪の場合は買取できないことがあります。廃車証明書を発行した車両は役所に書類などのデータが残っていませんので、廃車手続きをされている方は必ず書類は無くさないように保管しておかねければいけません。
買取契約成立後について
注意しておきたいこと
さて、買取の契約が成立した際には「名義変更」手続きが取られます。通常、買取手続きは車両を販売して1週間~10日ほどで完了し、その旨が記載された書類が買取店より返送されてきます。ただ、時期によっては少し手続きに時間がかかってしまうこともあるようです。
車やバイクの重量税がかからないように、年度が変わる直前の3月に名義変更や廃車手続きを行う人は多く、3月は陸運局がもっとも混雑する時期です。この時期に車両を売却される方は少し余裕を持って連絡した方がいいでしょう。