モンスター797
空冷Lツイン「デスモデュエ」を搭載するモンスターが2017年に復活。トレリスフレームは新設計となる専用パーツで、古き良きモンスターのディテールを再現しており、装備重量で200kgを切るコンパクトで軽量な車体特性と、扱いやすい出力特性を持っており、ボッシュ製ABSによる安全性も確保している。
1993年に登場して以降、モンスターはドゥカティのおもしろさを広く知らしめ、ドゥカティのファンを増やしてきたモデルだ。2017年のラインナップは、「テスタストレッタ11°DS」を搭載する水冷Lツインのモデルに加えて、「デスモデュエ」エンジンを搭載する空冷モンスターが復活し、ファミリーの幅が広がった。これによって、モンスターファミリーには「空冷」「水冷」の選択肢があり、さらに水冷は排気量が異なる「821」と「1200」を選べるようになった。
いずれのモデルも、優れたスポーツ性を持つネイキッドというコンセプトは変わらないものの、ビギナーでも扱いやすい「モンスター797」から、レーシングマシンに匹敵する性能と装備を持つ「モンスター1200R」まで幅広いライダーに対応するキャラクターづけがされており、好みにあったモンスターを選べるようになっている。
もちろんABSやDTCをはじめとする電子制御技術も採用され、スポーツ性に安全性と快適性がしっかりとプラスされている。
空冷Lツイン「デスモデュエ」を搭載するモンスターが2017年に復活。トレリスフレームは新設計となる専用パーツで、古き良きモンスターのディテールを再現しており、装備重量で200kgを切るコンパクトで軽量な車体特性と、扱いやすい出力特性を持っており、ボッシュ製ABSによる安全性も確保している。
821cc水冷エンジン「テスタストレッタ11°DS」を搭載するスタンダードグレードで、ライド・バイ・ワイヤによる3種のライディングモード、ABS、DTCといった電子制御技術による快適性と安全性を備える。装備類はシンプルながら、最新テクノロジーをしっかりと味わえる現代のスポーツネイキッドだ。
エンジンやシャシーの構成や諸元はスタンダードと同一だが、鮮烈なレッドの車体色にホワイトストライプをあしらった専用カラーが設定される。その他にもビキニカウルとシングルシートカバーが標準装備となり、調整機構付きの前後サスペンションを装備する。モンスター821の上位グレードだ。
エンジンは1,198ccテスタストレッタ11°DSを搭載。モンスター1200シリーズのスタンダードとなるグレードには、3種のライディングモード、コーナリングABS、DTC、DWC、DDAを標準装備。2017年モデルではマイナーチェンジを受け、エンジンや外観がよりいっそう熟成と洗練を経て完成度が高まった。
前後ホイールとサスペンション、ブレーキシステム、フロントフェンダーなどがアップグレードされる他、クラッチ不要でシフトチェンジ(アップ/ダウン)を可能とするドゥカティ・クイックシフトなど、Sバージョンらしい高性能なパーツやテクノロジーを標準装備する。
スーパーバイク並の高性能を与えられたRバージョンは、モンスターシリーズのフラッグシップモデル。専用チューニングされたテスタストレッタ11°DSエンジンは最大出力150psを発生。最大バンク角の向上や高性能サスペンションによって、モンスターの走りの次元をさらに引き上げている。