モンスター797
2017年に復活した空冷モンスターは、エンジン特性も車体特性もビギナーが扱いやすいものとしており、ドゥカティのスポーツワールドを気軽に体験できるモデルとなっている。モンスターらしいスタイリッシュなフォルムも特徴だ。ボッシュ製ABSを装備して、安全性も確保されている。
生誕25周年という節目を迎えたモンスターファミリーには、「797」「821」「1200」という排気量が異なる3モデルを基本として、797には2グレード、1200には3グレードがあり、総計6モデルが存在する。
「797」は空冷Lツインエンジン「デスモデュエ」を専用トレリスフレームに搭載するベーシックなモンスターだ。軽量・コンパクト、なおかつ気軽に乗り出せる走行性能によってビギナーからベテランまで楽しめるモンスターとなっている。
「821」は水冷Lツイン「テスタストレッタ11°DS」をコンパクトなトレリスフレームに搭載する、モンスターファミリーの中核的存在。2018年モデルではマイナーチェンジされ、エンジン出力が引き上げられるとともに扱いやすさも熟成。また、25年前にデビューした初代モンスターをリスペクトしたデザインが各所に散りばめられる記念碑的モンスターとなっている。
「1200」は1198㏄テスタストレッタ11°DSエンジンを搭載する、モンスターファミリーのトップカテゴリーで、ベースグレードに加え、高性能サスなどで武装した「1200S」、スーパーバイクに迫る走行性能を有する「1200R」の3グレードが展開されている。
797と1200は主要諸元に変更はなく、2017年モデルが継続販売される。
2017年に復活した空冷モンスターは、エンジン特性も車体特性もビギナーが扱いやすいものとしており、ドゥカティのスポーツワールドを気軽に体験できるモデルとなっている。モンスターらしいスタイリッシュなフォルムも特徴だ。ボッシュ製ABSを装備して、安全性も確保されている。
モンスター797にビキニカウルとリアシートカバーを標準装備とした上位グレードで、エンジンやシャシーのスペック、車体色のバリーエーションはすべて同一仕様となっている。
821㏄水冷エンジン「テスタストレッタ11°DS」を搭載する、モンスターファミリーの中核的存在。水冷Lツイン「テスタストレッタ11°DS」エンジンを搭載し、スイングアームは両持ち式。3種のライディングモードとABSに加えてDTCも装備して安全性をさらに高めている。2018年モデルチェンジ。
1198㏄「テスタストレッタ11°DS」エンジンを搭載するトップカテゴリーのスタンダードグレード。片持ち式スイングアーム、3種のライディングモード、コーナリングABS、DTC、DWC、DDAを標準装備して、安全性と快適性を万全なものとしている。全グレードで2017年モデルが継続販売される。
モンスター1200の安全性と快適性、走行性能をさらに引き上げた上級グレード。前後サスペンションとホイールの高性能化に加えて、クイックシフターも装備。Sの名にふさわしいパーツを標準装備しており、ドゥカティらしさに溢れるスポーツ性を感じることができる。
モンスターファミリーのフラッグシップとなるRグレードは、ネイキッドバイクながらスーパーバイクに匹敵する走行性能が与えられた。テスタストレッタ11°DSエンジンは専用チューニングが施され、シリーズ最大となる150psを発生。高性能サスペンションやバンク角向上によって走行性能を高めている。