2009 MotoGPレポート 第4戦 フランス
- 掲載日/2009年05月22日【DUCATIサーキット情報局】
- 写真・協力/Moto GP.com
※このコンテンツはドルナ・スポーツ社およびMotoGPオフィシャルサイトからの素材提供により制作されました。
2009 MotoGP #04 FRANCE(2009.05.15)
不運なトラブルが続く中
ストーナーが5位入賞
5月15日から17日にかけて、フランスのル・マンサーキットで行われたmotoGP第4戦は、ドゥカティにとって苦しい戦いとなった。ストー ナー、ヘイデン共に予選で見つかったタイヤのグリップ問題に悩まされ、本来のペースを完全に取り戻せないまま17日の決勝レースを迎えることに。ス トーナーは公式予選で3番時計をマークし、好調なロレンソらの直後につけたが、ヘイデンは振るわず13位からのスタートとなった。
決勝レースはあいにくのウェットコンディションの中スタートを切ったが、路面が徐々に乾き出したためスリックタイヤを履いたマシンへの乗り換えが発生。続々と各ライダーがマシン交換を行う中、ヤマハのロレンソが最後まで交換を遅らせたことでトップをキープ。ストーナーをはじめとするトップグループが追いかけるものの、結局はそのままでチェッカーを受け、5位入賞に終わった。とは言え、ロッシが転倒で大きく順位を下げノーポイントとなったため、ライダースランキングは首位と1ポイント差という好位置をキープ。4位のペドロサとは差が開きつつあり、このままいけばストーナーとヤマハ勢のチャンピオン争いが白熱することは確実だ。ヤマハとロッシの連覇を阻止するためには、やはり今以上にストーナーが活躍する必要があるだろう。また、ヘイデンは上位グループに追いつけず、一時8位を争っていたものの後退した。その後、もてぎでの因縁の相手である高橋と激しいバトルを展開し見事勝利、12位にてゴール。その他では、サテライトチームで好成績を収めていた新人勢トップのカリオも、今回は不調にてリタイアとなっている。
次回のレースは5月31日にムジェロサーキットにて行われるイタリアラウンド。ライバルであるロッシのホームでもあるが、ストーナーは昨年2位に入賞した実績がある。次のレースこそ表彰台に立ってくれることを期待したい。
RIDER’S VOICE
C・ストーナー(Ducati Marlboro Team)
「今日の結果には大きな失望だ。僕たちのポテンシャルを全く証明できなかったと考える」
「レース序盤はウェットのセットアップに苦しんだ。完璧からほど遠く、リアのトラクションがなかった。」
「2号車に乗り換えた時、ステアリングダンパーの問題があった。正しい位置に直すために、ストレートでスロットルから手を離さなければいけなかった。」
「正しい位置に戻ってからは、バイクの好感触が戻り、いつものように走ることができた。この問題がなければ、表彰台争いができたと思う。時々起きることで、繰り返さないことを願うだけ。」
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