2009 MotoGPレポート 第17戦 バレンシア
- 掲載日/2009年11月11日【DUCATIサーキット情報局】
- 写真・協力/Moto GP.com
※このコンテンツはドルナ・スポーツ社およびMotoGPオフィシャルサイトからの素材提供により制作されました。
2009 MotoGP #17 VALENCIANA(2009.11.8)
ついに迎えたMotoGP最終戦で
ストーナーがまさかの転倒を喫す
2009年を締めくくるMotoGP最終戦は、晴天のもとバレンシアサーキットで行われた。今年度のチャンピオンは前戦であるマレーシアGPで確定してしまったが、ランキング2位の座は未だ未確定。王者のチームメイトであるロレンソか、それとも上り調子のストーナーか。期待が高まる中行われた予選において、ストーナーは好タイムをマーク。ポールポジションを見事に獲得し、本番についても大きな期待がかかった。しかし、好事魔多し。レース本番直前のウォームアップ走行時、コーナーの立ち上がりでストーナーがハイサイドを起こしクラッシュするというアクシデントが発生。そのため、ストーナーはリタイアとなり、期待されていた2位争いは水泡と帰した。決勝レースでは芳賀を破りドゥカティから世界スーパーバイク選手権タイトルを奪い取ったベン・スピースも参戦しているということもあり、熱いバトルを期待されていたが何とも悲しい結果に終わってしまった。
主役の一人を欠くレースでは、地元出身であるホンダのペドロサが1周目から先頭に飛び出し、そのままポジションをキープ。危なげなくチェッカーフラッグを受け地元での3連勝をマークした。続いて2位にはチャンピオンであるロッシ、そして3位にはストーナーと2位を争っていたロレンソがゴールし、今年のランキングが確定。ノーポイントとなってしまったストーナーは残念ながらペドロサの下になってしまい、今シーズンを4位で終えると言う不本意な結果となってしまった。一方徐々に安定感を取り戻しつつあるヘイデンは、前回に引き続き今回も5位で無事ゴールラインを走り抜けている。2009年シーズンのチャンピオンを獲得できなかったドゥカティだが、熟成がすすむデスモセディチと高いパフォーマンスを見せるストーナーのコンビネーションが戻り、来期に向けた明るい兆しが見えている。2010年こそはライバルを打ち破り、ストーナーが再び勝利の栄冠を抱くことを期待して、本年度のMotoGPレポートを締めくくりたい。
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