2010 MotoGPレポート 第3戦 フランス
- 掲載日/2010年06月10日【DUCATIサーキット情報局】
- 写真・協力/Moto GP.com
※このコンテンツはドルナ・スポーツ社およびMotoGPオフィシャルサイトからの素材提供により制作されました。
2010 MotoGP #03 FRANCE(2010.05.23)
まだ続くストーナーの不調
ヘイデンはまたしても一歩届かず
5月23日、快晴のル・マンサーキットで行われたMotoGPフランスラウンド。開幕戦から表彰台の無いドゥカティにとって、今後のチャンピオンレースを争うためにもそろそろ勝利が必要だ。昨年と違い未だ勝利のないストーナーだが、決勝前のウォームアップではトップタイムをマーク。ヘイデンも3番手のラップタイムを刻み、勝利の予感を漂わせつつ決勝レースを迎えることとなった。
しかし、レースが始まるとその予感は裏切られることとなる。なんと、4番手を走行中の3ラップ目に、ストーナーが今季2度目となる転倒を喫し、リタイアとなってしまったのだ。MotoGPはあと14戦残っているとは言え、3戦中2戦でリタイア、未だ表彰台無しという状況は今後の展開を考えると非常に厳しい。現時点のポイントスタンディングで、サテライトチームに所属するカリオより下というのは、ワークスライダーとして残念な状況と言えるだろう。
一方ヘイデンは、3戦連続で4位と健闘中。今回もまたドヴィツィオーゾの後塵を拝してしまったが、ラップタイムは1秒差。しかし、5位のペドロサには2秒以上の差をつけており、復活を印象付けた。ポイントでも5位をキープし、トップのロレンソとは21点差となっているが、まだ序盤であることを考えれば十分にチャンピオンを狙える位置につけている。次戦はいよいよドゥカティのホームレース。ムジェロサーキットで開催されるイタリアGPを制することで、チャンピオンシップの流れを引き寄せられるだろうか。ヘイデンとストーナーの熱い走りを期待したい。
RIDER’S VOICE
C・ストーナー(Ducati Marlboro Team)
「がっかり。すごくがっかりだ。週末はずっと、バイクの好感触を得ていて、たくさんのセッティングを試し、トラックの全セクションでフロントをストロングにプッシュしていて問題がなったのに、レースになった時だけ、フロントがクローズしてしまった」
「深く突っ込んで分析しなければいけない。序盤3戦で1戦しか完走できていないから大至急に処理しないと。」
「ロレンソと優勝争いができたから、本当に残念。彼は打ち破るライダーだった。勝利を祝福する。彼とのバトルはナイスだっただろう。」
「僕たちは機能しないということを理解しなければいけない。チャンピオンシップは難しくなったけど、前を見なければいけない。今後のレースで何が起きるのか確認しなければいけない。」
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