VIRGIN DUCATI | 2010 MotoGPレポート 第4戦 イタリア DUCATIサーキット情報局

2010 MotoGPレポート 第4戦 イタリア

  • 掲載日/2010年06月10日【DUCATIサーキット情報局】
  • 写真・協力/Moto GP.com
    ※このコンテンツはドルナ・スポーツ社およびMotoGPオフィシャルサイトからの素材提供により制作されました。
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2010 MotoGP #04 ITALIA(2010.06.06)

ストーナーの好走も届かず
またしても表彰台を逃す

6月6日決勝レースが開催されたMotoGP第4戦イタリアGPは、ドゥカティのホームコースとも言えるムジェロ・サーキットが舞台。昨年は見事ストーナーが優勝してロッシの8連覇を阻止した場所だけに、ドゥカティ復活の期待がかかる。そんな中、昨年度のチャンピオンであるロッシがフリー走行中に転倒。右足を開放骨折するという重傷を負い、参戦がキャンセルされることになってしまった。現在のランキング首位はロレンソと言えども、圧倒的な存在感を持つのは絶対王者・ロッシ。最大のライバルが不在という波乱の幕開けとなったが、結果としてはまたしてもドゥカティにとって納得の行かないものとなった。

ベストコンディションの中行われた決勝では、ペドロサが見事なホールショットを決めて先行し、そのまま逃げ切るという完璧なレース展開を披露。2位にはロレンソが入り、3位にはドヴィツィオーゾが入賞した3戦連続で4位につけていたヘイデンは、6周目に転倒してリタイア。ストーナーはメランドリやド・プニエらとの4位争いを制したが、またしても表彰台を逃すという残念な結果に終わってしまった。

とは言え、ストーナーの調子は上昇中だ。サスペンションを現行型から昨年型に変更した後はタイムを縮めており、不調の原因の一つだったフロントまわりの問題を解決している。タイヤ選択の問題でライバルに及ばなかったものの、昨年の速さを取り戻しつつあるのは確実。次回、シルバーストンサーキットで開催されるイギリスGPで、両雄の飛躍を期待したいところだ。

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ようやく調子を取り戻してきたストーナー。次こそ表彰台の真ん中に立ってほしい。
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残念ながら転倒リタイアとなってしまったヘイデン。

RIDER’S VOICE

C・ストーナー(Ducati Marlboro Team)

「ウォームアップで、セッティングが昨日よりビックステップを果たしたから、いろいろと期待していた。もしかしたら、タイヤ選択かも。タイヤの左側は良く機能したけど、右側はグリップが低く、信頼感が伝わってこなかったから、全ての右コーナーで走行ラインをワイドにしなければいけなかった」

「望んでいたリザルトではない。レース中盤、マルコとランディの前を走ったけど、リスクを犯しても、アドバンテージを広げられないから、プッシュを続ける意味がないことに気づき、彼らの後ろに位置し、最終ラップまで待つことを決断した」

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