2015 MotoGPレポート 第2戦 アメリカズ
- 掲載日/2015年04月16日【DUCATIサーキット情報局】
- 特別協力/Ducati Japan プレスリリース/2015年04月13日
MotoGPで活躍するドゥカティ・チーム。メーカー発信のレポートをフォトギャラリーでご紹介します。
2015 MotoGP #02 Americas(2015.04.12)
ドヴィツィオーゾが
2戦連続の2位表彰台を獲得
オースティンで開催されたアメリカズ GP で、ドヴィツィオーゾが2位表彰台、イアンノーネも5位フィニッシュ。
2015 MotoGP 第2戦のアメリカズ GP が、テキサス州オースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズで開催された。ドゥカティチームのアンドレア・ドヴィツィオーゾは、開幕戦 カタールの好調を維持。ニュー・デスモセディッチ GP15 も持ち前の戦闘力を発揮し、2戦連続の2位で表彰台に登壇した。アグレッシブなライディングを披露したドヴィツィオーゾは、ホールショットを奪うとそのまま集団をリード。4周目まで首位を維持した。その後、マルク・マルケス(ホンダ)にオーバーテイクされたものの、2番手でチェッカーを受けた。
しかし、その過程は決して楽ではなかった。8周目にはバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)にもパスされたが、その背後に食らいつき、16 周目に再逆転。フィニッシュラインまで同郷のライバルを抑えた。2戦連続の2位完走により、ドヴィツィオーゾはロッシにわずか1 ポイント差でランキング2位につけている。
チームメイトのアンドレア・イアンノーネは、3列目からのスタート。こちらも素晴らしいレースを披露した。イアンノーネは、スタートよく飛び出したものの、目の前で起きたスコット・レディングとポル・エスパルガロ(ともにホンダ)のクラッシュを回避してタイムをロスしたため、トップ集団にはついていけなかった。しかし、アレイシ・エスパルガロ(スズキ)、ホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)、ブラッドリー・スミス(ヤマハ)をオーバーテイク。8周目にはチームメイトに次ぐ4位までポジションを上げた。
イアンノーネは、ドヴィツィオーゾにも果敢に挑んだものの、フロントタイヤの摩耗がひどくなってペースダウン。19 周目にはロレンソに抜き返され、5位でチェッカーを受けた。イアンノーネは、ライダーズランキング4位。
この日のリザルトにより、ドゥカティチームはコンストラクターズランキング2位。首位のヤマハとは1ポイントの差しかない。また、スペシャルチームズランキングでは、首位タイである。
RIDER'S VOICE
アンドレア・ドヴィツィオーゾ/2位
「今日は素晴らしいレースだった。オースティンはいつも特別なので、個人的にも満足感が高い。このサーキットでは、タイヤや周回ペースはもちろん、自分自身のエネルギーのマネージメントも必要だ。ライダーにここまで高い要求を突きつけるサーキットは、オースティン以外にはない。前戦のロサイルとはトラック特性が異なるものの、チームの面々は GP15 を完璧に仕上げてくれた。戦闘力はいうまでもなく、しかも週末を通じてマシンパフォーマンスを引き上げることもできた。2戦連続で好結果が得られたが、ブレーキングとトラクションのファインチューニングが必要であることも事実なので、今後もハードワークを続けなければならない。すべてのサーキットで首位争いをするには、ほんのわずかの改良が大きな差になって表れるはずだ」
アンドレア・イアンノーネ/5位
「5位というリザルトには満足できないが、全体的に見てポジティブな週末だったと思う。目の前でレディングがクラッシュして、タイムをロスしたので、今日は5位以上を望めなかったと思う。あれで首位と4秒の差がついてしまった。必死にギャップを埋めようとしたが、やはり簡単ではなかった。おかげでかなりタイヤに負担をかける羽目になった。特にフロントの代償が大きく、残り5周でそのツケを払わされた。残念ではあるが、今回も表彰台争いに加わることができた。トップライダーに割り込むことができ、こうしてドゥカティチームに貴重なポイントを持ち帰れたことがうれしい」
ルイジ・ダッリーニャ/ドゥカティコルセ・ゼネラルマネージャー
「今日もチームにとって素晴らしい1日となった。ドヴィツィオーゾの2位フィニッシュは、カタール以上の意義がある。ライバルチームよりソフトなフロントタイヤを装着する決断を下したが、これが功を奏した。タイヤ摩耗の問題は、タイヤ自体ではなく、ライディングスタイルが原因だと結論づけたのが正解だった。ドーヴィのタイヤマネージメントは本当に素晴らしかった。知的なライディングで、フロントタイヤの負担を抑えてくれた。また、ここぞという時にアタックして、2位という好結果を持ち帰ってくれたのも見事としか言いようがない。イアンノーネも同様に素晴らしかった。彼も表彰台争いに加われたはずだが、序盤に予想外のアタックを強いられた。複数のライダーをオーバーテイクせざるを得ず、そのせいで終盤にフロントタイヤにトラブルを抱えることになった。次の戦いはアルゼンチンのテルマス・デ・リオ・オンドだ。これまでの戦いぶりが偶然ではないことを証明したい」
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