【海外試乗速報】899パニガーレ メディア向け発表会
- 掲載日/2013年11月05日【トピックス】
- 取材協力/Ducati Japan 写真/Ducati 文/和歌山 利宏
ドゥカティの旗艦モデルでもある 1199 パニガーレに、弟分となる 899 パニガーレが発表され、世界からジャーナリストを集めてイタリアで本国で試乗会が行われた。
パニガーレのミドルバージョンは
多くの人に薦められるスーパースポーツだ
ドゥカティの旗艦モデルでもある 1199 パニガーレに、弟分となる 899 パニガーレが発表され、ドゥカティ本社にも近いイモラサーキットで、世界からジャーナリストを集めて試乗会が行われました。
ドゥカティによると、899 パニガーレはより多くのライダーがワイドレンジに楽しめるキャラを狙ったとのこと。小中排気量車やネイキッドモデルからの乗り換えや、オーバーリッターのハイパースポーツからクラスを落とそうという人をも照準にしているとのことです。
そんな 899 パニガーレは、試乗開始時の濡れた路面でさえ、すごく乗りやすいものでした。エンジンはスムーズで、トルク特性の繋がりも良くて扱いやすく、またハンドリングも 1199 パニガーレとは別物ではと思うほど、馴染みやすいものでした。車体ディメンジョンに手直しを受けているものの、フレームもクランクケース(パニガーレはエンジンもフレームの一部なのです)も 1199 パニガーレと同じなのにこの変貌ぶりには驚かされます。
だけど、寛容になったからと言って、決してお気軽といったものではなく、サーキットを無心に熱く楽しめることはドゥカティそのものであることが印象的でした。
フォトTOPICS(写真点数/23枚)
01ドゥカティの旗艦モデルでもある 1199 パニガーレに、弟分となる 899 パニガーレが発表され、世界からジャーナリストを集めてイタリアで本国で試乗会が行われた。
02ドゥカティの旗艦モデルでもある 1199 パニガーレに、弟分となる 899 パニガーレが発表され、世界からジャーナリストを集めてイタリアで本国で試乗会が行われた。
03ドゥカティの旗艦モデルでもある 1199 パニガーレに、弟分となる 899 パニガーレが発表され、世界からジャーナリストを集めてイタリアで本国で試乗会が行われた。
04イモラサーキットで開催された試乗会では、MotoGP で活躍するドゥカティのケータリングサービスがそのまま我々をもてなしてくれた。幸い?、MotoGP が、オーストラリア、マレーシア、日本の極東ラウンドに出かけている最中だったためだ。
05イモラサーキットで開催された試乗会では、MotoGP で活躍するドゥカティのケータリングサービスがそのまま我々をもてなしてくれた。幸い?、MotoGP が、オーストラリア、マレーシア、日本の極東ラウンドに出かけている最中だったためだ。
06試乗会前夜には、パドックに設営されたドゥカティのケータリングサービス内で、パーティが開催された。そこにドゥカに幾多のチャンピオンシップをもたらしたカール・フォガティが 899 パニガーレに乗って登場した。
07エンジンは、1199 パニガーレ直系の “スーパークワドロ”。ボア×ストロークは、1199 パニガーレの 112×60.8mm から 100×57.2mm にスケールダウンされた。1199 パニガーレほどではないが、かなりのショートストローク傾向である。クランクケースは共通品だが、シリンダヘッドは専用設計を受けている。
08基本スタイリングは 1199 パニガーレからそのまま引き継がれ、一見は同じように見える。でも、各部に目をやると、フロントキャリパー、新採用のショーワ BPF フォーク、スチール製となった燃料タンク、アルミ製となったエンジンカバー類などが異なることに気が付く。車重は5kg 重い。
09基本スタイリングは 1199 パニガーレからそのまま引き継がれ、一見は同じように見える。でも、各部に目をやると、フロントキャリパー、新採用のショーワ BPF フォーク、スチール製となった燃料タンク、アルミ製となったエンジンカバー類などが異なることに気が付く。車重は5kg 重い。
10基本スタイリングは 1199 パニガーレからそのまま引き継がれ、一見は同じように見える。でも、各部に目をやると、フロントキャリパー、新採用のショーワ BPF フォーク、スチール製となった燃料タンク、アルミ製となったエンジンカバー類などが異なることに気が付く。車重は5kg 重い。
11基本スタイリングは 1199 パニガーレからそのまま引き継がれ、一見は同じように見える。でも、各部に目をやると、フロントキャリパー、新採用のショーワ BPF フォーク、スチール製となった燃料タンク、アルミ製となったエンジンカバー類などが異なることに気が付く。車重は5kg 重い。
12基本スタイリングは 1199 パニガーレからそのまま引き継がれ、一見は同じように見える。でも、各部に目をやると、フロントキャリパー、新採用のショーワ BPF フォーク、スチール製となった燃料タンク、アルミ製となったエンジンカバー類などが異なることに気が付く。車重は5kg 重い。
13基本スタイリングは 1199 パニガーレからそのまま引き継がれ、一見は同じように見える。でも、各部に目をやると、フロントキャリパー、新採用のショーワ BPF フォーク、スチール製となった燃料タンク、アルミ製となったエンジンカバー類などが異なることに気が付く。車重は5kg 重い。
14基本スタイリングは 1199 パニガーレからそのまま引き継がれ、一見は同じように見える。でも、各部に目をやると、フロントキャリパー、新採用のショーワ BPF フォーク、スチール製となった燃料タンク、アルミ製となったエンジンカバー類などが異なることに気が付く。車重は5kg 重い。
15車体の基本構成に変わりはないが、ホイールベースが 1199 パニガーレよりも 11mm 短く、キャスターが 0.5°立ち、リアタイヤが 20mm サイズダウンされたためか、見た目にも車格が一回り小さくなった印象を受ける。
16リアフレームは、1199 パニガーレはアルミダイキャスト製だったが、899 パニガーレでは一般的なスチールパイプ製となった。機能面で変わりはないが、重量面では重量 2.1kg の 1199 パニガーレ用よりも、重いことに間違いなく、求めやすい価格を狙ったゆえの採用であろう。
17燃料タンクは、1199 パニガーレはアルミニウム板製だったが、899 パニガーレは 0.8mm 厚のスチール製となった。が、899 パニガーレにとって従来型となる 848 のものよりも軽量で、しかも容量は大きくなっている。
18シートパッドが変更され、シート座面が5mm、シート前端では 10mm 厚くされ、そのことで乗り心地とブレーキング時のホールド性が高められた。スペック上もシート高は5mm 高い 830mm となった。
191199 パニガーレにはあったリアサスペンションのリンク比調整機構は廃止された。ユニットはザックス製のフルアジャスタブルである。
20フロントブレーキは、ディスク径が 330mm から 320mm に小径化された。キャリパーがブレンボのラジアルマウント式4ピストンであることに変わりはないが、M50 から M4-32 にタイプが変更された。
21片持ちだったスイングアームは両持ちとなり、2次減速比の違いもあって、長さは6mm 短くなった。鋳造製であることは 1199 パニガーレと同様である。
22片持ちだったスイングアームは両持ちとなり、2次減速比の違いもあって、長さは6mm 短くなった。鋳造製であることは 1199 パニガーレと同様である。
23フォークブラケットは 1199 パニガーレと同じ。新採用のショーワの BPF フォークは、減衰力を伸び圧ともフォークトップで調整できる。ステアリングダンパーは、ザックス製が標準装備される。フレームは共通だが、ヘッドパイプ部のカラー調整で、キャスター角が 0.5°立てられた。
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