【速報】モーターバイク・エキスポ2017にドゥカティ スクランブラーカスタムが登場
- 掲載日/2017年02月01日【トピックス】
- 取材協力・写真/ドゥカティジャパン 文/VIRGIN DUCATI.com編集部
スクランブラーの可能性を感じさせる
2台のカスタムマシン
ドゥカティ スクランブラーは、2017年1月20日~22日にイタリアのヴェローナで開催されたモーターバイク・エキスポ2017 において、2 台の新しいスペシャル・バージョンを公開した。Ducati Scrambler R/T およびEssenza(エッセンツァ)と命名された2 台は、カスタムビルダーであるAnvil Motociclette(アンヴィル・モトチクレッテ)とSouth Garage(サウス・ガレージ)により製作された。
アンヴィル・モトチクレッテ製作のDucati Scrambler R/T は、Scrambler Sixty2 を素材として選び、エンジンとメイン・フレーム以外のすべてを再構築。最新のモトクロス・ワールドを連想させるモダンなテイストを加え、さらに70 年代のスタイルを再解釈して現代の息吹が与えられている。燃料タンクは、70 年代のオリジナル形状を基本としているが、モダンなフレームに合わせたマッチング処理が施される一方で、カリフォルニアの砂漠を走破する競技で見られたクラシカルな趣を踏襲。シートも、オリジナルR/T から着想を得たものだ。しかし、今回は、シート表地にカウハイドを使用し、70 年代のアメリカン・スタントマン・ルックを演出している。
もう1 台のスペシャルモデル、Scrambler Essenza は、サウス・ガレージの作品で、Scramblerをベースとして、カフェレーサーとは何かを改めて提案するマシンとなっている。伝統的なビンテージレーサー・スタイルを再現しながらも、イタリアならではのクラフツマンシップと創造性を感じさせる仕上がりだ。Essenza(意味:本質)という名称は、自らの心にあるコンセプトを忠実に表現し、ルールを破らずにルールを変え、最良のバイクを創り上げる決意の表れであり、ミラノに本拠を置くサウス・ガレージは、その仕事をなし遂げた。フレームやサスペンションに派手な処理は加えず、オリジナルのScramblerに忠実に製作されている。
同エキスポでは、イタリアの著名なモーターサイクル雑誌『Motociclismo』(モトチクリズモ)誌によるコンクール・デレガンス(デザイン・コンテスト)が行われ、Scrambler Essence が「ベスト・イン・ショー」アワードを獲得した。
アンヴィル・モトチクレッテ製作のDucati Scrambler R/T。
「ベスト・イン・ショー」アワードを獲得したサウス・ガレージのScrambler Essenza 。
関連する記事
-
試乗インプレッション
ドゥカティ スクランブラーSixty2
-
ライフスタイルDUCATI
#021 排気量400ccの『スクランブラーSixty2』など 国内発表
-
トピックス
Customized MONSTER