The Land of Joy Meeting 2017 @ Yokohama イベントレポート
- 掲載日/2017年05月24日【トピックス】
- 取材協力/ドゥカティジャパン 写真・文/田中宏亮
今年も開催となったスクランブラー オーナーのためのミーティングイベント「The Land of Joy Meeting 2017 @ Yokohama」。
灼熱の太陽のもと 個性的なスクランブラーが
アメリカを匂わせる横浜・本牧の地に集結した
春の陽気……ならぬ 真夏日に照らされた5月20日のムーンアイズ・エリアワン(横浜・本牧)。昨年に引き続き、同じく会場となったこの地でドゥカティ スクランブラー オーナー向けのミーティングイベント「The Land of Joy Meeting 2017 @ Yokohama」が開催。なんと関西圏からの参加者も現れるなど、スクランブラーオーナーの熱さをも感じさせる集いの場となった。
今回はモーターサイクルショーでも発表されたニュータイプのスクランブラー「スクランブラー カフェレーサー」と「スクランブラー デザートスレッド」の2モデルが展示。ムーンアイズのガレージを丸々貸し切った場内では、ピンストライパー ワイルドマン石井氏によるスクランブラーのためのピンストライプ実演が展開、そして美味しいアイスコーヒーとスイーツが振る舞われるなど、スクランブラーの世界観であるアメリカンな雰囲気を存分に味わえる催しが楽しめた。
集まったスクランブラーはいずれも個性的なものばかりで、ドゥカティに「カスタム」という新たなカルチャーの風が吹きつつあることを感じさせた。今、最旬のモーターサイクルムーブメントはこのスクランブラーから始まるのかもしれない。そんなイベントの模様を写真とともにお届けしよう。
フォトTOPICS(写真点数/30枚)
01会場も同じく、アメリカのカー&バイク グッズ専門店「ムーンアイズ エリアワン」(横浜・本牧)となった。
02普段はビンテージカーやビンテージバイクが展示されるガレージ内が、この日はスクランブラー一色に。
03展示されたのは話題のニューモデル2台。ひとつはこちら、「スクランブラー カフェレーサー」だ。
04ブラックを基調にゴールドを差し色とするシックなカラーリングが印象的なモデル。専用セパレートハンドルや縦ステッチが入ったレーシーなシート、そしてロードバイクのマナーとも言える前後17インチホイールと、より戦闘的なスクランブラーに仕上げられている。
05打って変わって、今度は土の匂いがする「スクランブラー デザートスレッド」も展示された。
06特徴はパワーアップした長い前後のサスペンション。アジャスタブル機能付きフロントフォークにアップフェンダー、そしてフロント19 / リア17というアドベンチャー仕様のホイールサイズと、そのままダートに突っ込んでも過不足なく楽しめる「スクランブラーらしいスクランブラー」と言えよう。
07ドゥカティが毎年発行するマガジンにスクランブラーパンフレット、そして新しいメッセージボードも用意された。
08このスクランブラーパンフレット、めくっていくと全ページからアメリカンな薫りが漂ってくるクールな仕上がりとなっている。まだ見たことがないという方は最寄りのドゥカティディーラーで求められたし!
09さらに、この日と翌週5月28日(日)の大阪会場で配布される今年限定のスクランブラーワッペンも登場。ロゴデザインはスクランブラー カフェレーサーのそれで、チェッカーデザインがライダーの心をくすぐる。
10見た目そのものがアメリカ! 甘〜いパンやケーキとアイスコーヒーがたっぷりと振る舞われた。
11今回のミーティングの見どころがこちら! ムーンアイズのピンストライパー ワイルドマン石井氏によるピンストライプ実現が目の前で繰り広げられたのだ。
12このムーンアイズ エリアワンのガレージは、ワイルドマン石井氏の工房とも言える世界。過去に氏が手がけてきた作品や、ムーンアイズが取り扱うピンストライプ塗料「1 SHOT」が雰囲気を高めている。
13「Scrambler」の文字が描かれていくこの作品、一体どのような仕上がりになるのか楽しみだ。
14そうしているあいだにも、続々とオーディエンスが会場に入ってくる。
15一台として同じ仕様がないスクランブラーが並んでいく。スクランブラーのカスタムワールドは着実に広がっているようだ。
16やはり気になるニューモデル。カフェレーサーとデザートスレッド、ガレージ内はそれぞれにまたがってポジションを確認する人で溢れかえった。
17ある意味、相反するキャラクラーとして仕上げられたこの2モデル。いい意味でオーナーの好みがはっきりと分かれそうだ。
18今回来場したオーナーに書いてもらったメッセージボード。いずれもスクランブラーへの愛がこもっているものばかり!
19目を引いたカスタム スクランブラーがこちら。ベースは2016年にラインナップされたスクランブラー クラシックか。
20基本的なスタイルはそのままに、独創的なグラフィック & カラーリングに専用カスタムマフラー、そしてイタリア製のスクランブラー用リアサスペンションと、新たな世界観をばっちり打ち出しているポップな一台だ。
21こちらはジャパニーズカスタムを全面的に取り入れたスクランブラー。国産モデルに見られるようなビキニカウルに会場がどよめいた。
22フルスロットルをカフェレーサー化した、ある意味時代を先取ったカスタムモデル。クラシカルなDUCATIのロゴもばっちり決まっている。
23かつてドゥカティチームに所属していたMotoGPライダー バレンティーノ・ロッシのナンバー 46 をそこかしこに配したロッシ仕様のスクランブラーも。ロッシのカラーであるイエローともリンクしていてグッド!
24ヘルメットも個性的なものばかりが出揃った。特に先ごろ、ドゥカティから販売されている BELL ヘルメットは国内規格が通ったこともあり、スクランブラーの世界観をそのまま描くヘルメットを心置きなく楽しめるようになったのは嬉しい。
25実はこの日、一番会場を沸かせたのはこちら……同じイタリア出身のビモータ TESI-3DCの来場だった。まったく新しいモーターサイクルの構造を持ったネイキッドバイクにオーディエンスの誰もが興味津々。
26お昼過ぎにはすっかりスクランブラー一色に染まったムーンアイズ エリアワン。こんなにバイクだけで埋まるのは珍しいという。
27人気が高いスクランブラー カフェレーサーとともに記念撮影! 真夏日がよく似合うシーンに笑顔が弾ける!
28こちらが完成したワイルドマン石井氏によるメッセージボード。ハンドメイドでこの仕上がり、素晴らしい!
29スクランブラー カフェレーサーとガレージ、そしてこのメッセージボードのマッチングたるや! またひとつ、スクランブラーが新しい世界観を生み出した。
30また来年、次はどんな催しでオーディエンスを楽しませてくれるのか。スクランブラーの世界はどこまでも広がり続けていきそうだ。