ポップかつクールなグラフィックが強烈なドゥカティ新型ハイパーモタード950RVEが発表
- 掲載日/2020年06月17日【トピックス】
- 取材協力・写真/ドゥカティジャパン 文/成田 恒一
最大の見せ場はこのグラフィック!
ホイールの塗り分けなど斬新極まりない
2020年6月15日、ドゥカティはハイパーモタードファミリーのニューモデル、ハイパーモタード950 RVEを発表した。このモデルはファミリーのミドルレンジのモデルとなり、その最大の特徴は、「グラフィティ」と名付けられたポップかつクールなカラーリングにある。この刺激的なグラフィックは、2019年にイタリアのコモ湖のチェルノッビオで開催された、クルマやバイクの美しさを競うコンテストである「コンコルソ・デ・エレガンツァ・ヴィラ・デ・エステ」に出展され、そこでアワードを受賞したハイパーモタード950コンセプトがイメージソースとなっている。
このマシンの見所であるシュラウドのグラフィックには極薄のスライド・デカールが採用され、そこにペインターの職人技が加わり、まるでエアブラシでカスタムペイントを施したような仕上がりを誇っている。前後ホイールのブラック&レッドのアシンメトリーな塗り分けも斬新である。メーカーメイドの純正カラーで、ここまで突出した個性を与えられたモデルは、そうはないはずだ。
その心臓部には排気量937ccの2気筒テスタストレッタ11°エンジンを搭載。最高出力は114ps / 9,000rpm、最大トルク9.8kgmを発揮する。さらにドゥカティ・クイック・シフト(DQS)アップ/ダウンEVOを新たに搭載し、スライド・バイ・ブレーキ機能付ボッシュ製コーナリングABS(シングルモード設定)、ドゥカティ・トラクション・コントロール(DTC)EVO、ドゥカティ・ウィリー・コントロール(DWC)EVOを標準装備としている。
ハイパーモタード950 RVEは、7月にヨーロッパでの発売が予定されているが、日本での発売時期、価格等については現在のところ未定となっている。